一太郎2010で削除されたり、操作性が変更されたりした機能は次のとおりです。
■ 一太郎2010で削除された機能
●一太郎メイクを削除
[表示]メニューから[一太郎メイク]を削除しました。
●Google検索を削除
ツールボックスやショートカットメニューから、Googleを使って検索する機能を削除しました。
また、楽々はがき セレクトの差出人設定画面/住所録カード画面から、Google地図検索のボタンを削除しました。
●シンキングテンプレート「基本テンプレート」を非搭載
ナレッジウィンドウ[シンキングテンプレート]に、基本テンプレートは搭載されていません。
●インターネットディスクのご案内を削除
[ヘルプ]メニューから[インターネットディスク]を削除しました。
●[追加するシートの種類]の一覧から、[ビットマップ イメージ]を削除
[ファイル-シート−シートの追加]の[追加するシートの種類]の一覧から[ビットマップ イメージ]を削除しました。
ビットマップ イメージのシートを追加するには、[追加するシートの種類]の一覧で[その他]を選択し、[ファイルから]/[新規]を実行してください。
※Windows 7では、Microsoft ペイントがインプレース編集のサーバー機能に対応していないため、ビットマップ イメージのシートを追加することはできません。また、ビットマップ イメージのシートの内容を一太郎上で表示することができません。
ただし、シートを起動編集すると、内容を表示・確認することができます。
■ 一太郎2010で変更された機能
●JSPOP文字作成ツールの画面を変更
POP文字パレットやダイアログボックスを変更しました。
- POP文字パレットの上部に、取り消し/取り消しを戻す/枠サイズの自動調節/オプションの設定のボタンを追加しました。
- POP文字パレットの右上にあった[その他の設定]ボタンは、[解像度の設定]ボタンに変わりました。
- POP文字パレットの中央に[サンプル]シート/[設定]シートを用意しました。
[サンプル]シートでは、サンプルを選び、[設定]シートでは、文字のフォントや配置、文字色、フチ取り/太字/透明の設定、影文字などの設定を行います。
- サンプルの一覧をすべて表示するには、POP文字パレットの[サンプル]シートの左下にある[一覧]をクリックします。
- 影文字を使う設定にするには、POP文字パレットの[設定]シートにある[影文字]をクリックして、押された状態にします。
影の色の設定、ぼかし/透明/位置調整の設定は、[影文字]の右にある[影文字の設定]をクリックして表示される[影文字の設定]ダイアログボックスで行います。
- [ベース色]の指定は、[オプションの設定]に移動しました。
●POP文字枠の操作や表示を変更
POP文字枠の操作や表示方法を変更しました。
- POP文字枠をトリミングすることはできません。
- POP文字枠を選択している状態で枠サイズを変えたとき、その結果が、POP文字を編集している状態での枠サイズの変更と同じになるようにしました。
[例]枠の下辺を下方向へ大きくする- 一太郎2009
枠を選択状態…文字も縦に拡大される
POP文字を編集状態…文字はそのままで、下の余白が広がる - 一太郎2010
枠を選択状態…文字はそのままで、下の余白が広がる
POP文字を編集状態…文字はそのままで、下の余白が広がる
- 一太郎2009
- POP文字で、文字に透明の効果やフチ取りのぼかしの効果をかけたり、影文字に透明の効果やぼかしの効果をかけたりしたとき、一太郎の文書上でも透明やぼかしの効果が反映されるようにしました。JSPOP文字作成ツールで[ベース色]を設定する必要がなくなりました。
●テキストファイル読込時の文字コードを自動判定
テキストファイルやHTMLファイルをテキストとして読み込むときの[文字コード]の初期設定を、[自動判定]に変更しました。
文字化けするなど、正しく読み込めないときは、[開く]ダイアログボックスの[詳細]をクリックして、[テキストやHTML文書の文字コード]で文字コードを選択してください。
●ナレッジウィンドウ[シンキングテンプレート]を非表示に
基本編集画面/アウトラインの画面の初期設定では、ナレッジウィンドウ[シンキングテンプレート]タブは、表示しないようにしました。
[シンキングテンプレート]タブを表示するには、[表示-ナレッジウィンドウ]の[表示するタブ]で[シンキングテンプレート]を にします。
●印刷時に空白領域の多いページがないかをチェック
文書を印刷するときに、空白領域の多いページがないかをチェックするようにしました。
印刷時にチェックされないようにすることもできます。[ツール-オプション-オプション]の[操作環境-コマンド操作]で[印刷時に空白領域の多いページをチェックする]を[しない]にします。
●Windows 7のタスクバー上で、開いている文書の一覧を表示
一太郎で複数の文書を開いている状態で、タスクバー上の一太郎アイコンにポインタを合わせたとき、開いている文書の一覧が表示されるよう対応しました。
編集中の文書1つだけが表示されるようにすることもできます。[ツール-オプション-オプション]の[操作環境-操作環境]で[タスクバーから、開いている文書の一覧を表示する]を[しない]にします。
●高解像度画面に対応
一太郎2010を初めて起動する際に、画面の設定を自動的に判断し、高解像度画面*1だった場合はそれに適した画面設定になるようにしました。
ツールボックスのアイコンが大きいサイズになって見やすくなり、ナレッジウィンドウが表示されて画面を有効活用できるようになります。
*1横1280ドット×縦1024ドット以上で、DPI設定が120DPI未満の場合です。
※アイコンサイズやナレッジウィンドウの状態を変えて一太郎を終了した場合は、次に起動する際にはその変更が反映されます。
●バージョンアップ時のツールボックス引き継ぎ
一太郎2010を初めて起動したときに、旧バージョンの一太郎のツールボックスがあればメッセージが表示され、カスタマイズしたツールボックスを引き継げるようになりました。
※一太郎2007以降のバージョンが対象です。複数のバージョンの一太郎がセットアップされていた場合は、最も新しいバージョンが対象となります。
→起動時に「一太郎200Xのツールボックスが見つかりました。カスタマイズ内容を引き継ぎますか?」が表示される
▼注意
- 一太郎2010用に引き継がれたツールボックス割付登録ファイルには、旧バージョンのツールボックス割付登録ファイルにあり、初期設定の一太郎2010のツールボックス割付登録ファイルにはないツールボックス・コマンドだけが追加されます。
ただし、一太郎2010で削除されたコマンドやツールボックスに割り付けることができないコマンドは、引き継ぎ時に削除されます。
また、システムマクロが割り付けられているアイコンは引き継がれません。
そのため、一太郎2010用に引き継がれたツールボックスは、旧バージョンのツールボックスと同じにならない場合があります。