Microsoft WordなどMicrosoft Office製品に花子のデータを花子オブジェクト形式*1で貼り付けると、以下のような結果になる場合があります。
*1Microsoft Office製品で、[編集-形式を選択して貼り付け]を選択して[花子図面オブジェクト]として花子データを貼り付けた場合のことです。
- 貼り付いたデータの線の種類や太さが変わったり、グラデーションの表示が花子での表示と異なる
- 貼り付いたデータの斜線や円・楕円などで、花子での表示に比べてがたつきが目立つ
このような場合、花子上の設定を変更して、データの貼り付け結果を確認します。
■操作
- Microsoft Office製品が起動している場合は、終了します。
- 花子を起動します。
- [ツール-オプション]を選択します。
- 画面左側の[グループ]で、[操作環境-他形式変換]を選択します。
- 画面右側の[項目一覧]で、[メタファイル形式で貼り付けるときグラデーションを再現する]の設定を確認します。
※線種やグラデーションのパターン情報と、線のなめらかさのどちらを優先して反映したいかにより、設定を使い分けます。
- 貼り付けたデータの線種やグラデーションのパターンについて、花子上と同じような表示にしたい場合
→[する]を選択します。
※この設定を行った場合、線のなめらかさは花子での表示より精度が下がることがあります。
- 貼り付けたデータの斜線や円などのがたつきを少なくしたい場合
→[しない]を選択します。
※この設定を行った場合、線種やグラデーションの種類によっては、花子での表示と見た目が異なることがあります。
- 貼り付けたデータの線種やグラデーションのパターンについて、花子上と同じような表示にしたい場合
- 設定が完了したら、[OK]をクリックします。
このあと、貼り付けたい図形をコピーし、Microsoft Office製品を起動して花子のデータを貼り付けます。
●こんなときは
【設定を変更しても貼り付け結果が変わらない場合や、操作5.ですでに希望の設定になっている場合】
Microsoft Office製品に貼り付けた花子データの上でダブルクリックして、花子を編集できる状態にします。この状態で、再度上記の操作3.〜6.を行います。設定変更が終わったら、Microsoft Office製品の画面上をクリックして元の画面に戻り、表示を確認します。
◆補足
Microsoft Office製品に貼り付けたあと、花子図面として編集しない場合は、Microsoft Office製品の図形データとして貼り付けることもできます。この場合、Microsoft Office製品では、[編集-貼り付け]を選択して花子データを貼り付けます。
※花子の[ツール-オプション]にある[操作環境-他形式変換]で次のように設定すると、Microsoft Office製品のバージョンに応じて、より適切なデータ形式での貼り付けが可能です。
- Microsoft Officeのバージョンが2003以前の場合
- [Microsoft Office 描画オブジェクトを作成する]を[する]にする。
- [Microsoft Office グラフィック オブジェクトを作成する]を[しない]にする。
- Microsoft Officeのバージョンが2007以降の場合
- [Microsoft Office 描画オブジェクトを作成する]を[しない]にする。
- [Microsoft Office グラフィック オブジェクトを作成する]を[する]にする。