選んだファイルやフォルダを、USBメモリやメールなどで外部に持ち出す際の処理をします。
不用意に第三者に閲覧されたりしないように、暗号化も行います。ファイルやフォルダを持ち出す際には、いつも暗号化の操作を行っておくと安心です。
セキュアマイフォルダがない環境でもファイルやフォルダの圧縮と暗号化が行えるよう、暗号化ZIPファイル作成ツールをいっしょに持ち出すこともできます。
※操作は、ウィザード形式で順に進みます。
※ドライブやコンピュータ・ネットワーク・ライブラリなどを持ち出すことはできません。
■操作
※USBメモリに保存して持ち出す場合は、操作を始める前にパソコンにUSBメモリを接続しておきます。
1 持ち出すファイルやフォルダを設定する
- ファイル一覧で、パソコンから外部へ持ち出すファイルやフォルダを選びます。
- コマンドバーの
をクリックします。
[持ち出し]ダイアログボックスが表示されます。
- 外部に持ち出すファイル・フォルダを確かめます。
- ファイルを追加する
[ファイルを追加]をクリックします。[持ち出すファイルの選択]ダイアログボックスが表示されるので、対象にするファイルを選び、[OK]をクリックします。
- フォルダを追加する
[フォルダを追加]をクリックします。[フォルダの参照]ダイアログボックスが表示されるので、対象にするフォルダを選び、[OK]をクリックします。
- ファイルやフォルダを対象から外す
[持ち出すファイル・フォルダ]の一覧で、対象から外したいファイルまたはフォルダを選び、[削除]をクリックします。
※対象にするファイルやフォルダを、[持ち出すファイル・フォルダ]の一覧に、エクスプローラから直接ドラッグしても追加できます。
- ファイルを追加する
- 設定が完了したら、[次へ]をクリックします。
次の設定画面へ進みます。
2 持ち出す方法を設定する
- [持ち出し方法]を選びます。
USBメモリやフロッピーディスクなどのメディアにコピーする場合は、[USBメモリなどに保存]を選び、[保存先]の一覧から、該当するメディアを接続している場所を選びます。
- 設定が完了したら、[次へ]をクリックします。
次の設定画面へ進みます。
3 暗号化と、暗号化ZIPファイル作成ツールの持ち出しの設定をする
- [暗号化]で、1で選んだファイルやフォルダを、暗号化するかしないかを選びます。
特に問題がない場合は、[暗号化する(暗号化ZIP)]を選びます。
- [パスワード]に、暗号化するためのパスワードを入力します。
- 同じ内容を、[パスワードの確認]にも入力します。
- JS暗号化ZIP作成ツール(JSENCZIP.EXE)を、持ち出すファイルに追加するかしないかを選びます。
にして持ち出すファイルに追加すると、セキュアマイフォルダがない環境でも、JS暗号化ZIP作成ツールを使ってファイルやフォルダの圧縮と暗号化が行えます。
※持ち出すファイルに追加する場合は、[使用許諾条件を読む]をクリックしてツールの使用許諾条件をよくお確かめください。
- 設定が完了したら、[持ち出す]をクリックします。
[持ち出しの確認(こころの認証)]ダイアログボックスが表示されます。
4 持ち出しの確認項目を確かめて、持ち出す
- 表示されている確認項目の内容を確かめ、できている項目を
にして、[OK]をクリックします。
※すべての確認項目ができていないと(
にしないと)、[OK]をクリックすることはできません。
持ち出しの処理が始まります。
完了すると、指定した場所やメールにファイルがコピーまたは添付されます。
▼注意
- パスワードは、英字の大文字・小文字の違いや、英字・カタカナの半角・全角の違いを区別します。パスワードを設定するときの入力には、十分気を付けてください。
- 設定したパスワードは、忘れないように注意します。正しいパスワードを入力しないと、持ち出ししたファイルを使うことはできません。
◆補足
- 持ち出し機能を利用できなくするには、[ツール-オプション]で[持ち出し機能を有効にする]を
にします。コマンドバーに
が表示されなくなります。
- [持ち出しの確認(こころの認証)]ダイアログボックスに関する設定は、[ツール-オプション]の[持ち出し機能を有効にする]が
になっている状態で、[詳細]をクリックします。
[持ち出し時に確認項目を表示する]をまたは
にすることで、[持ち出しの確認(こころの認証)]ダイアログボックスを表示するかしないかを設定できます。
にしたときは、[持ち出しの確認(こころの認証)]ダイアログボックスに表示する項目を追加・変更・削除できます。
下の一覧に表示されている項目のうち、にしたものが[持ち出しの確認(こころの認証)]ダイアログボックスに表示されます。[登録]をクリックして項目を追加したり、[変更]をクリックして項目を修正したりできます。
- セキュアマイフォルダの持ち出し機能で持ち出したファイルやフォルダの履歴は、ファイルに保存されています。[ツール-持ち出しログの確認]を選ぶと、履歴ファイルが開き、持ち出した日付・時刻、持ち出したフォルダ・ファイルのドライブ・フォルダ・ファイル名を確かめることができます。
■関連情報
- JS暗号化ZIP作成ツールの使い方
JS暗号化ZIP作成ツールは、セキュアマイフォルダの「持ち出し」と同じような操作性を備えています。操作はウィザード形式で順に進みます。
- ファイルやフォルダの持ち出し先で、JS暗号化ZIP作成ツール(JSENCZIP.EXE)をダブルクリックして起動します。
- 表示された画面で、[ファイルを追加]や[フォルダを追加]をクリックし、持ち出すファイルやフォルダを追加します。
- 次の画面で、これから作る暗号化ZIPファイルを保存するフォルダと、ファイル名を設定します。
- 最後の画面で、暗号化をするかしないかを選びます。暗号化をするときは、パスワードの入力も行います。
- [実行]をクリックすると、暗号化ZIPファイルまたはZIPファイルが作られます。
※JS暗号化ZIP作成ツールの動作環境は、セキュアマイフォルダに準じます。