「どこでも配置モード」でグループ化を行うと、ブラウザーの種類やバージョンによっては、表示したときに位置が崩れる場合があります。以下は、Netscape 4.x で閲覧した際に、表示位置が崩れてしまった場合を例として説明しています。
▼注意
「どこでも配置モード」で作成したページにはスタイルシートの技術が利用されているため、制限事項としてスタイルシートがサポートされているブラウザーでのみ表示できます。しかし Netscape 4.x で表示をした場合に、表示位置の崩れが、一定の操作により発生する場合があります。そのような場合には、以下の事柄に注意してください。
グループ化されたものがあるページが Netscape 4.x では、意図しない位置に文字や画像が並んでしまう場合 (ページ左上から順に並ぶなど) があります。
※以下の画面はホームページ・ビルダー12のものですが、ホームページ・ビルダー13以降でも同様です。
以下の9個の要素を含んだページで2つ例をあげてみます。
(1) 「グループ化による見え方の違いのテスト」のテキストボックス、文字色とサイズをスタイル (クラス) で指定
(2) 犬
(3) 猫
(4) 改行を含むサイズの固定されたテキスト ボックス
(5) 表
(6) 改行を含まないサイズの固定されていないテキスト ボックス、文字色は青
(7) カタツムリ
(8) テントウ虫
(9) トンボ
【グループを複数作成した場合】
まず以下のようにページを作成します。
- (1) から (9) の順で配置。
- (ア){(2)(3)(4)} と (イ){(6)(8)(9)} と (ウ){(5)(7)} の3つのグループ化を行う。
- (1) はどのグループにも属さない。
Netscape 4.x では以下のように表示されます。
上の状態になっても、(ア)(イ)(ウ) 全てのグループ化を解除した場合には以下のように表示されます。
【グループ化したものをさらに別のグループに含めた場合】
まず以下のようにページを作成します。
- (1) から (9) の順で配置。
- (ア){(2)(3)(4)}のグループを作成。
- (ア)及び (6) と (8) と (9) を包含して (イ) という新しいグループを作成。
- (1) と (5) と (7) はどのグループにも属さない。
Netscape 4.x ではこのように見えます。
上の状態になっても (イ) のグループのみを解除した場合には以下のように表示されますが、すべてのグループ化を解除すれば、期待した位置に文字や画像が配置されます。
以上のように、グループ化だけが原因で表示位置が崩れたものであれば、基本的にはグループ化を解除すれば Netscape 4.x でも期待した位置に文字や画像が配置されます。