スタートアップツールを使って、それまで使用していた日本語入力システムの設定をATOK 2011に反映することができます。ATOK 2011で反映できる内容は、設定を引き継ぐ日本語入力システムにより異なります。引き継ぎ元にする日本語入力システムに応じて確認してください。
- ハードディスクに旧バージョンのATOK(ATOK 2010〜ATOK 2005、ATOK17〜ATOK12)が存在する場合
- ATOKを初めてセットアップする場合/旧バージョンのATOKを完全に削除している場合
ハードディスクに旧バージョンのATOK(ATOK 2010〜ATOK 2005、ATOK17〜ATOK12)が存在する場合
旧バージョンのATOKから設定や辞書などを引き継ぎます。
旧バージョンのATOKが複数存在する場合、引き継ぎ元は、ハードディスクの中にある旧バージョンのATOKの中で、一番新しいものになります。
【入力・変換の設定を引き継ぐ】
文字入力や変換に関する設定を引き継ぎます。
【辞書を引き継ぐ/登録単語を引き継ぐ】
辞書*1や登録単語をATOK 2011に引き継ぎます。
ATOK 2010〜ATOK 2005、ATOK17〜ATOK12の基本辞書セットのユーザー辞書をATOK 2011の辞書にコンバートし、ATOK 2011の基本辞書セットのユーザー辞書として設定します。
このほか、すべての辞書セットに設定されていたATOK 2010〜ATOK 2005、ATOK17〜ATOK14の辞書やATOK13・ATOK12の補助辞書は、ATOK 2011の辞書にコンバートし、ATOK 2011の各辞書セットに追加します。
*1オプション製品の専門用語変換辞書や連想変換辞書も、一部の辞書を除き、そのままATOK 2011で使える辞書として引き継がれます。
【お気に入り文書・定型文書・文字パレット・省入力・確定履歴・修正履歴のデータを引き継ぐ・再変換ユーザー辞書・スペルチェックユーザー辞書を引き継ぐ】
お気に入り文書・定型文書・文字パレット・省入力・確定履歴・修正履歴のデータ・再変換ユーザー辞書・スペルチェックユーザー辞書を引き継ぎます。
ATOK 2011でこれらのデータが編集されている場合は、上書きしてよいかどうか確認するメッセージが表示されます。上書きしたくないときは、[いいえ]をクリックします。
▼注意
- 上記の内容は、スタートアップツールで、[引き継ぐ方法]で[標準]を選択した場合の説明になります。
[引き継ぐ方法]で[手動]を選択した場合は、引き継ぐ対象の日本語入力システムや引き継ぐ内容を任意に設定することができます。 - [引き継ぐ方法]で[標準]を選択した場合、キー・ローマ字・色の設定は引き継がれません。キー・ローマ字・色の設定を引き継ぎたい場合は、[引き継ぐ方法]で[手動]を選択します。
※自分で作成したスタイルを使用していた場合は、[標準]でも引き継ぐことができます。
- ATOKパレットの表示色やボタンのカスタマイズは引き継がれません。
●こんなときは
- 1つの辞書セットに設定できる辞書は10個までです。追加できなかった辞書は、ATOK プロパティであとから追加します。
- 設定できる省入力データは30個までです。追加できなかった省入力データは、ATOK プロパティであとから追加します。
ATOKを初めてセットアップする場合/旧バージョンのATOKを完全に削除している場合
ATOKが環境にない場合、ATOK 2011標準の設定にするか、Windows付属の日本語入力システム(Microsoft IME)と同じような入力設定にするかを選択できます。また、Microsoft IMEに登録していた単語を引き継ぐこともできます。
引き継ぎ元は、Microsoft IMEの中で、一番新しいものになります。
→Windows付属の日本語入力システム(Microsoft IME)をお使いの方へ
【Microsoft IME風の入力設定にする】
Microsoft IMEと同じような入力変換方法でATOKが使えるようになります。
【例】↓キーで次候補、←・→キーで文節移動
【登録単語を引き継ぐ】
Microsoft IMEに登録していた単語を、ATOK 2011の基本辞書セットのユーザー辞書に追加します。