絞り込んだレコードだけを含む実表を新規に作成します。
実表化した場合に引き継ぐ要素と引き継がない要素が存在するので注意が必要です。
■ 操作手順 ■
<五郎8 R.2を使用している場合>
「データベースを共有モード(参照専用)で開いているため、実行できません」というメッセージが表示される場合があります。その場合は■五郎8 R.2を使用している場合■を参照してください。
- 五郎を起動する。
- データベース一覧ウィンドウから、使用したいデータベースを選択し、[開く(O)]をクリックする。
- 表・帳票一覧ウインドウから使用したい表を選択し、[開く(O)]をクリックする。
- [データ(D)-絞り込み(P)]を選択し、絞り込みを実行する。
[文字列(W)/式(E)/重複(D)/範囲(G)]から目的に合った設定方法を選択して下さい。
- 表が絞り込まれた状態で[データ(D)-実表化(T)]を選択する。
[実表化:○○]ダイアログボックスが開きます。
- [表名(N)]に作成したい表名を入力し、必要に応じて[見出し(M)]を入力する。
- 表種別で[実表(J)]を選択し、[OK]をクリックする。
絞り込まれたレコードだけを含む実表が、新規に作成されます。
表示の列のデータも対象になりますが、新規に作成された表でも非表示になっています。
一時実表とは、データベースが開いている間のみ作業ができる実表です。
データベースを閉じると自動的に削除されるので作業表として利用する場合に使用します。
ただし、Oracle接続時は一時表は選択できません。
■ 補足 ■
・実表化した場合に引き継ぐ要素と引き継がない要素
≪引き継ぐ要素≫
表定義の書式、入力補助、選択入力、表引き、文字属性、[表-書式]、[表-表示]
レコード-レコード強調書式、登録条件
≪引き継がない要素≫
表定義の入力条件、[表-索引]、[表-表マクロ設定]、[レコード-更新条件]、[レコード-レコードマクロ設定]
・実表化とビュー表化の違い
実表化にすれば実際にデータを格納している別表が作成されます。ビュー表化にすると仮想的な表が作成され、実際のデータは持ちません。参照元の表とビュー表は連動しているので、参照元の表に新規にデータが追加されたり削除されたりした場合でも、最新の結果をビュー表で参照することができます。
■ 五郎8 R.2を使用している場合 ■
●「データベースを共有モードで開いているため、実行できません」というメッセージが表示された場合
データベースを共有モードで開いているため、上記のメッセージが表示されます。
以下の操作を行い、データベースを排他モードで開き直してください。
- 開いているデータベースを閉じる。
- 使用したいデータベースを選択し、[設定変更(P)]をクリックする。
- [接続モード]を[排他(E)]に変更し、[OK]をクリックする。
- 使用したいデータベースを開く。
●「データベースを参照専用で開いているため、実行できません」というメッセージが表示された場合
以下の操作を行い、データベースを編集できる状態で開き直してください。
- 開いているデータベースを閉じる。
- データベース一覧の下方にある[データベースを参照専用で開く(R)]をオフにする。
- 使用したいデータベースを開く。