このFAQは、法人のお客様(企業/官公庁・自治体/教育機関など)で、システム管理者の方を対象としています。
「JUST PDF 2 [作成] / [編集] アップデートモジュール」を導入する際、以下の手順で操作すると、セットアップ画面を表示することなくセットアップ(サイレントセットアップ)を行うことができます。
操作は次の流れで行います。
I セットアップを行う前に
II.以降の操作を行う前に、次の点について確認します。
- JUST PDF 2 [作成]/[作成・編集]がセットアップされているかどうか確認する
JUST PDF 2 [作成]/[作成・編集]がセットアップされていない環境には、アップデートモジュールを導入することができません。
- 管理者(Administrator)権限でコンピュータにログオンする
アップデートモジュールをセットアップするには、Administratorsグループに所属しているユーザーや、「コンピュータの管理者」のユーザーでログオンする必要があります。
- 起動しているアプリケーションはすべて終了する
一太郎など起動しているアプリケーションがある場合はすべて終了してから操作を行います。
II サイレントセットアップを行う
■操作
1 セットアップ設定ファイルを作成する
※2011年2月9日更新のアップデートモジュールを導入済みの場合、この手順は飛ばし、2へ進みます。[ヘルプ-バージョン情報]で表示されるバージョンが2.2.1.0であれば導入済みです。
- Windowsの[スタート]ボタンをクリックし、[すべてのプログラム*1-アクセサリ-メモ帳]を選択します。
*1ご使用のOSによっては、[プログラム]です。
※ここではメモ帳を使用しますが、テキストファイルを編集できるアプリケーションであれば、他のアプリケーションでも構いません。
- 以下の書式で入力します。
[HEADER]
VERSION=1
PRODUCT=JUST PDF 2
[SETUP]
BASEFOLDER1=
使用者名=
法人名=
[PROPERTY]
DEFAULTASSOC=1※一太郎2008以降へアドイン登録する場合は、[PROPERTY]セクションにSUPPRESSTAROADDIN=1を記述します。省略した場合、アドイン登録されます。
※[HEADER]セクションは変更しないでください。
※BASEFOLDER1はプログラムをコピーするフォルダーを指定します。何も指定しなければ、環境に応じて適切なフォルダーが自動的に判断されます。指定できるパスの長さは末尾の\を除いて66バイト以内です。
※使用者名は半角31文字以内、全角15文字以内で指定してください。省略可能です。
※法人名は半角31文字以内、全角15文字以内で指定してください。指定ない場合、ジャストシステム製品での登録があればその名前、なければ Windowsの登録名が設定されます。
※PDFファイルの関連づけをJUST PDF 2 [編集]に設定する場合のみ、DEFAULTASSOC=1を記述します。省略した場合、関連づけされません。
- [ファイル-名前を付けて保存]を選択します。
- 任意のファイル名を入力して[OK]をクリックします。
※以降の手順は、「setup.ini」というファイル名で保存した場合を例として説明します。
※メモ帳以外のアプリケーションをお使いの場合は文字コードの種類をシフトJIS形式にして、保存してください。
2 1台のクライアントでアップデートモジュールを準備する
- ダウンロードページにて詳細をご確認の上、アップデートモジュールを任意のドライブ・フォルダーにダウンロードします。
- Windowsの[スタート]ボタンをクリックし、[すべてのプログラム-アクセサリ-ファイル名を指定して実行]*1を選択します。
*1ご使用のOSによっては、[ファイル名を指定して実行]です。
- [参照]をクリックします。
- 画面左側の[コンピュータ]を選択し、手順1.でアップデートモジュールを保存したドライブ・フォルダを選択します。
※Windows XPの場合、[ファイルの場所]の右端の▼をクリックし、手順1.でアップデートモジュールを保存したドライブ・フォルダーを選択します。
- 「pdfce02up5.exe(またはpdfce02up5)」を選択し、[開く]をクリックします。
- 「pdfce02up5.exe」の後ろに半角スペースを入力し、続けて「/c」と入力します。
【例】?:\○○pdfce02up5.exe▲/c
※「?:\○○」には、手順1.で指定したドライブ、フォルダー名が自動的に入ります。
※「▲」は半角スペースを表します。スペースキーを1回押してください。
※「c」は大文字でも小文字でも構いません。
- [OK]をクリックします。
アップデートモジュールを保存する場所を指定するダイアログボックスが表示されます。
- [参照]をクリックして、任意のドライブ・フォルダーを指定します。
- [OK]をクリックします。
- 手順 8.で指定したドライブ・フォルダーにファイルが展開されて保存されます。
3 セットアップ設定ファイルと展開されたファイルをすべてサーバーにコピーする
1で作成したセットアップ設定ファイルと2 -手順 10.で展開したファイルをサーバーにコピーします。
ここでは、サーバーAに<data>フォルダを作成し、<data>フォルダー以下にコピーした場合を例に、以降の手順を説明します。
4 ローカルクライアントからサーバーAの「setup.exe」をサイレントセットアップで実行する
以下の操作はローカルクライアントで行います。
- Windowsの[スタート]ボタンをクリックし、[すべてのプログラム-アクセサリ-ファイル名を指定して実行]*1を選択します。
*1ご使用のOSによっては、[ファイル名を指定して実行]です。
- [参照]をクリックします。
- 画面左側の[ネットワーク]を選択し、サーバーAを選択します。
※Windows XP[ファイルの場所]の右端の▼をクリックし、サーバーAを選択します。
- <data>フォルダーをダブルクリックします。
- 「setup.exe(またはsetup)」を選択し、[開く]をクリックします。
- 「setup.exe」の後ろに「/V /SLF \\A\data\setup.ini」と入力します。
【例】\\A\data\setup.exe▲/V▲/SLF▲\\A\data\setup.ini
※「▲」は半角スペースを表します。スペースキーを1回押してください。
※2011年2月9日更新のアップデートモジュールを導入済みの場合、「/SLF \\A\data\setup.ini」は必要ありません。
- [OK]をクリックします。
- 画面には表示されませんが、アップデートモジュールのセットアップがはじまります。
- [ユーザーアカウント制御]ダイアログボックスが表示されたら、[はい]または[続行]をクリックします。管理者アカウント以外でログオンしている場合は、管理者アカウントのユーザー名やパスワードを入力し、[はい]または[OK]をクリックします。
※ご使用のOSや設定によっては、[ユーザーアカウント制御]ダイアログボックスは表示されません。
III こんなときは
- パス指定時にロング名を使用する場合
">「"」(二重引用符)で囲みます。
【例】"\\A\Program Files\setup.exe"▲/V - テンポラリフォルダーにサイレントセットアップ実行時の情報が記録された動作ログファイルが次のファイル名で作成されます。
- 「JSINS_JustPdf2Cx86.LOG」 (JUST PDF 2 [作成] を32ビットOSにセットアップした場合)
- 「JSINS_JustPdf2Cx64.LOG」 (JUST PDF 2 [作成] を64ビットOSにセットアップした場合)
- 「JSINS_JustPdf2Ex86.LOG」 (JUST PDF 2 [編集] をセットアップした場合)
【テンポラリフォルダーのパス例】
Windows XPの場合 C:\Documents and Settings\<ユーザー名>\Local Settings\Temp
Windows Vistaの場合 C:\Users\<ユーザー名>\AppData\Local\Temp※動作ログファイルはテキストファイル形式です