グリッドにマウスを近づけたり、F8キーを押すなどしても、期待するグリッドにスナップしない場合、以下の手順で設定を確認します。
次の流れで確認します。
I [グリッドにスナップ]の設定を確認する
■操作
- [表示-表示設定-グリッドの設定]を選択します。
- [グリッドの表示]で[グリッドにスナップ]をクリックして
にします。
すでに
になっている場合は、そのまま次の操作3.へ進みます。
- [OK]をクリックします。
II [グリッドにスナップ時、常にスナップする]と設定する
初期設定では、スナップが有効になる範囲が設定されているため、グリッドからの距離によってはスナップが働かないことがあります。マウスポインタの位置にかかわらず、常にグリッドへのスナップが有効になるようにするには、次のように設定します。
■操作
- [ツール-オプション]を選択します。
[オプション]ダイアログボックスが表示されます。
- 画面左側の[グループ]で、[操作環境-操作環境]を選択します。
- 画面右側の[項目一覧]で、[グリッドにスナップ時、常にスナップする]の[設定]を[する]にします。
この設定が[しない]になっている場合は、[しない]の部分をクリックして表示される一覧から、[する]を選択します。
- 設定が完了したら、[OK]をクリックします。
設定が反映されます。
◆補足
上の設定で[グリッドにスナップ時、常にスナップする]が[しない]になっているときは、[図形選択]の[1図形選択詳細]にある[選択範囲]の設定によって、スナップが有効になるかどうかが変わります。この設定は次の手順で確かめることができます。
- 描画パレットの
をクリックします。
- 描画パレットの[詳細]をクリックします。
[図形選択]ダイアログボックスが表示されます。
- [1図形選択詳細]の[選択範囲]を確認します。
[狭]に寄っている場合は、グリッドにかなり近づいた位置でのみスナップが有効になります。
[広]に寄っているほど、グリッドから多少離れた位置でもスナップの認識度が上がります。
III ほかのスナップが有効になっていないか確認する
花子には、グリッドスナップのほかにも、延長線スナップや図形スナップの機能があります。図形の混み合った図面で作業している場合、これらのスナップが先に働き、期待するグリッドへスナップできないことがあります。
このような場合は、次のように、ほかのスナップ機能を無効にした上、グリッドへのスナップを確認します。
■操作
【延長線スナップを無効にする】
最寄りの図形からグレーの参照線が表示されて、期待するグリッドにスナップできない場合は、延長線スナップを無効にします。
- [表示-スナップ-延長線スナップの設定]を選択します。
- [延長線にスナップする]をクリックして
にします。
- [OK]をクリックします。
【図形スナップを無効にする】
最寄りの図形の端点や中点などにマウスポインタがスナップして、期待するグリッドにスナップできない場合は、図形スナップを無効にします。
- [表示-スナップ-図形スナップの設定]を選択します。
- [図形に自動スナップする]をクリックして
にします。
- [OK]をクリックします。