このFAQでは、プロバイダーなどから提供されたCGIプログラムをフルCSSプロフェッショナルテンプレートのフォームに組み込む方法について解説しています。
▼注意
ホームページ・ビルダーではCGIプログラムの編集方法や動作結果についてはサポートしておりません。
お客様の責任で行っていただくようお願いいたします。
■操作
1 事前準備
プロバイダーもしくはサーバー管理者に以下の項目を確認してください。
- 契約しているプロバイダーもしくはサーバー管理者が提供するCGIプログラムのファイル名は何か。
- CGIプログラムを設置するサーバー上のフォルダー*1はどこにすればよいか。
CGIプログラム「○○○.cgi」、「jcode.pl」などを設置する場所です。あとで説明する手順でサーバーにファイルを転送します。
*1契約プロバイダーもしくはサーバーによっては、CGIプログラムを置く場所(<cgi-bin>フォルダーなど)が指定されている場合があります。
- CGIプログラムの変更が必要な部分があるか、あるとすればどこか。
- ホームページ・ビルダーで編集するページ内のフォームに設定する名前、値の指定*2があるか。
*2メソッドはGet/Postどちらにすればよいか、テキスト領域の文字数の制限、メールアドレスなどのパラメーターの名前などを確認します。
2 CGIプログラムの編集
以下の手順はすでにサイトを作成していることが前提となります。
- 手順1-2.に従って、Windows エクスプローラーなどでホームページ・ビルダーのサイトフォルダー内に、サーバー上のCGIプログラムを設置するフォルダーと同じ名前のフォルダー*1を作成します。
*1サーバー上の転送先フォルダーが仮に</public_html>で、CGIプログラムを設置するフォルダーがそのフォルダーの下の<cgi-bin>とした場合、作成するフォルダーは<cgi-bin>となります。
- 提供されている手順1-1.のCGIプログラム「○○○.cgi」と、「jcode.pl」などを手順1.で作成したフォルダー内にコピーします。
- 手順2.のCGIプログラムをメモ帳などで開き、手順1-3.で確認した内容に従って編集し、上書き保存します。
※例えば、「$mailto='';」の部分にアンケートを受け取るためのメールアドレスの指定がない場合には編集が必要です。
3 フォームの編集
- ホームページ・ビルダーを起動し、フォームの入ったページを開きます。
この例では「contact.html」を開いています。
- ページ内の[お問い合わせ内容]が入るテキスト領域をクリックし、[編集-属性の変更]を選択します。
[属性]ダイアログボックスが表示されます。
- [名前]に手順1-4.で指定された半角英数の名前を入力します。
※フォーム内の入力部品(項目見出し以外のテキスト領域やチェックボックスなど)に、ほかの入力部品と重ならない半角英数の名前を入力します。この例では[複数行テキスト領域]の[お問い合わせ内容]には[message]という名前が設定されているため、そのままでもかまいません。
- [OK]ボタンをクリックします。
[属性]ダイアログボックスが閉じられます。
- フォーム内のほかの入力部品(テキスト領域やチェックボックスなど)すべてに対して、手順2.から手順4.を繰り返します。
- ページ内の[送信]をクリックし、[編集-属性の変更]を選択します。
- [タグ]の右にある▼をクリックして表示されるメニューで[フォーム]を選択し、[フォーム]タブの[アクション]に手順1-1.のCGIプログラムのファイル名「○○○.cgi」*1を入力し、手順1-4.に従い、[メソッド]の[Get]あるいは[Post]を選択します。
*1大文字小文字が区別されるため、指定のとおり正確に入力してください。
※この例では、「anketo.cgi」となっています。
▼注意
転送先のサーバー上で「○○○.cgi」がトップページの転送先フォルダー(フォームページの転送先)と同じフォルダーでない場合、[アクション]には</cgi-bin/○○○.cgi>など、サーバー上のフォームページからみたサーバー上の「○○○.cgi」のパスを入力する必要があります。
◆補足
以下は「○○○.cgi」とフォームページの転送先フォルダーの違いによる[フォーム]タブの[アクション]の設定例です。
[フォーム]タブの[アクション]の設定
「○○○.cgi」を設置するサーバー上のフォルダー フォームのアクションの設定 フォームページと同じフォルダー ○○○.cgi フォームページの転送先フォルダーの下の階層のフォルダー<□□□> /<□□□>/○○○.cgi フォームページの転送先フォルダーと同じ階層のフォルダー<□□□> ../<□□□>/○○○.cgi - [隠しフィールド]タブを選択し、[名前]に「メールアドレスの名前」*2、[値]に「アンケートなどを受け取るメールアドレス」を入力して[登録]ボタンをクリックします。
*2toやmailtoなど、CGIプログラム内部で決められている名前です。
- [OK]ボタンをクリックします。
[属性]ダイアログボックスが閉じられます。
- 編集スタイルに応じて以下の操作を行います。
※〔かんたん〕〔スタンダード〕:かんたんナビバー*3の[上書き保存]をクリックします。
*3かんたんナビバーが表示されていない場合は、[表示-かんたんナビ]を選択します。
※〔エディターズ〕:[ファイル-上書き保存]を選択します。
- [保存]ボタンをクリックします。
4 サイト転送
作成したファイルをサーバーへ転送します。
- 編集スタイルに応じて以下の操作を行います。
※〔かんたん〕〔スタンダード〕:かんたんナビバーの[ページの公開]ボタンをクリックし、[ページの公開]ダイアログボックスの[編集中のページを転送]ボタンをクリックします。
※〔エディターズ〕:[サイト-ページ転送]を選択します。
[ページ/サイト転送]ダイアログボックスが表示されます。
- [転送設定]が正しく選択されていることを確認し、[転送ファイルの一覧]に、今回変更したページ(説明の例では「contact.html」)、「○○○.cgi」が転送対象に含まれていることを確認します。
- [一覧に追加]ボタンをクリックします。
[開く]ダイアログボックスが表示されます。
- [ファイルの種類]を[すべてのファイル]にし、「jcode.pl」を選択して[開く]ボタンをクリックします。
[ページ/サイト転送]ダイアログボックスに戻ります。
- [転送ファイルの一覧]に「jcode.pl」が追加されたことを確認し、インターネットに接続した状態で[転送]ボタンをクリックします。
転送完了後、「転送が完了しました。」とメッセージが表示されます。
- [終了]ボタンをクリックします。
- アクセス権(パーミッション)の変更を行うため、[ツール-ファイル転送ツールの起動]を選択します。
[ファイル転送]ツールが起動します。
- [接続]をクリックし、右側に表示された<□□□>フォルダー*1をダブルクリックして開きます。
*1この例では、CGIプログラムを設置するフォルダーは転送先フォルダー</public_html>内の</anketo>となっています。
「○○○.cgi」、「jcode.pl」が表示されます。
- 「○○○.cgi」ファイルの上で右クリックして表示されるメニューで[アクセス権の変更]を選択します。
[アクセス権の変更]ダイアログボックスが表示されます。
- すべてのユーザーに読み込み権と実行権を与えるので、[755]となるように設定します。「jcode.pl」ファイルについては[644]となるように設定します。
- [切断]ボタンをクリックしてから、ファイル転送を閉じます。
- 以上で設定は終わりです。
▼注意
フォーム(CGIプログラム)の動作はプレビュー画面などで確認することはできません。転送完了後、ブラウザーでフォームを挿入したホームページを表示し動作を確認します。
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