一太郎で作った文書を元にして、EPUB形式の電子書籍ファイルを作成することができます。EPUB形式のファイルを開くには、EPUBビューアーを使用します。一太郎ではEPUB形式のファイルを開くことはできません。
▼注意
- 一太郎ではEPUB形式のファイルを開くことはできません。
- EPUB形式で保存できるのは1つのシートだけです。複数シートある場合は、EPUB形式で保存したいシートを選択しておく必要があります。
- EPUB形式のファイルは、閲覧に使用するビューアーやOSの環境によって、見え方が変わります。
- 連綿体フォントを使用した場合、かな文字がつながって表示されるかされないかは、ビューアーによって異なります。
- EPUB形式のファイル内で使用しているフォントが閲覧する環境に存在しない場合は、代替のフォントが使用されます
- Symbol系のフォントを縦書き中に使用している場合は、横向きに表示されます。
- 一太郎で作った文書をEPUB形式で保存する場合、一部保存できないデータがあります。
操作は次の流れで行います。
操作の流れを動画でもご紹介しています。
I EPUBファイルのプロパティを設定する
■操作
- [ファイル-他形式の保存/開く-EPUB保存]を選択します。
[EPUBファイルのプロパティ]ダイアログボックスが表示されます。
[タイトル]・[作成者]には、文書情報から取得した情報が反映されています。 - [タイトル]・[作成者]を、必要に応じて変更します。
- [言語]をクリックして表示される一覧で、EPUBファイルで使用する言語を選択します。
[日本語 [ja]]と[英語 [en]]から選択できます。
- [表紙]で、表紙に使用する元データの所在を選択します。
選択した表紙の元データは、右側にある表紙プレビュー欄に表示されます。
- キーワードや説明などの詳細なプロパティを設定したい場合は、[詳細>>]をクリックして表示される設定項目で設定します。
※詳細な設定項目が表示されているときは、ボタンは[<<簡易]と表示されます。
クリックすると、詳細な設定項目が閉じます。詳細な設定項目に設定した値は、EPUBファイルを保存するか、キャンセルするまでの間、残ります。
II EPUBファイルを保存する
■操作
- [保存]をクリックします。
[ファイル名を付けて保存]ダイアログボックスが表示されます。
- ファイルを保存する場所を選択します。
- [ファイル名]に、ファイル名を入力します。
- [保存]をクリックします。
[EPUB保存]ダイアログボックスが表示されます。
ダイアログボックスには、EPUB保存の進行状況や保存・反映できなかったデータの情報が表示されます。
保存中は、[閉じる]が淡色表示されています。保存を完了すると、淡色表示が解除されます。 - [閉じる]をクリックします。
テクニック
- EPUB保存とPDF保存の使い分け
EPUB形式のファイルとPDF形式のファイルは、どちらも環境を問わずに閲覧できるファイル形式です。それぞれの形式の使い分けは、次の視点で判断します。
- 文字が中心の文書で、画面の小さな端末でも読みやすくしたい場合:EPUB形式
- 図表が多く、レイアウトが重視される場合:PDF形式
- [ファイル-テンプレートを開く-テンプレートを開く]または[ナビ-よく使うテンプレート-テンプレートを開く]で呼び出すテンプレートに、「EPUB」カテゴリが用意されています。このカテゴリ内のテンプレートを活用してください。