授業サポーターを使用するときの制限や詳細な仕様をまとめています。
■ 動作環境
- IPv6には対応していません。
- 複数のネットワークアダプタが有効なパソコンの場合、授業サポーターは最初に見つかったネットワークアダプタを使用します。
安定した通信のために、次のどちらかの対処が必要です。- ネットワークアダプタを1つだけ有効にする
- ScMgr.iniまたはScNet.iniで、使用するネットワークアダプタを特定する
- Windows 7/Windows Vista以降のパソコンでは、操作禁止状態にしても、Ctrl+Alt+Deleteの操作を止めることはできません。
■ 運用形態
- 授業サポーターと同じパソコンにインストールしたアシストボタンは、授業サポーター上では表示されません。
- 先生用パソコンには、1台だけを指定できます。
- 先生用パソコンの画面は、授業サポーターの一覧画面には表示されません。先生用パソコンを選択して、拡大・比較画面に表示することはできます
■ 授業中のネットワーク通信
- ネットワークの切断を検出する機能はありません。授業中にネットワークケーブルが抜けたような場合、それを検出することはできません。
- 画面配信や[拡大・比較]画面、みんなの答えで操作しているときに、児童・生徒用パソコンとの通信が切れたり、児童・生徒用パソコンが休止状態に入ったりした場合は、そのパソコンとの接続が回復しても、操作を自動的に再開することはできません。最初から操作をやりなおす必要があります。
- 画面配信や[拡大・比較]画面を利用する場合、画面データを児童・生徒用パソコンに配信したり、児童・生徒用パソコンから画面データを取得したりするには、時間がかかります。データを受信し終わってから、次の操作をしてください。
- パソコンのディスプレイの解像度が大きくなると、画面のデータ量も大きくなります。
■ 電源管理
- 無線LANでネットワーク接続しているパソコンの電源を、授業サポーターから入れたり切ったりすることはできません。
■ 環境復元
【動作環境】
- システムパーティションが含まれるハードディスクドライブを、環境復元の対象とします。ただし、ダイナミックディスクやGPTディスクには対応していません。
- 10GBの書き込みデータを保持する場合、1MB以上のメモリが必要となります。
- ファイルシステムがNTFSまたはFAT32のハードディスクドライブを、復元対象として指定できます。
- 環境復元を利用する前に、次の操作を済ませる必要があります。
- Windows UpdateやFlash Player、Javaなど、自動更新でアップデー トされるプログラムのアップデート
- 各プログラムの自動更新の無効化
- 復元対象ドライブのエラーチェック
- 保持ファイル作成先とするドライブのデフラグ
- 環境復元を有効にした状態では、デフラグのようなドライブ全体に変更を及ぼす機能の実行は停止しておく必要があります。実行された場合、保持ファイルの容量をすぐに使い切ってしまいます。
- 環境によっては、Windowsが休止状態に移行したあとの復帰や再起動のときに、エラーが発生する場合があります。
【環境の設定】
- [環境の設定]ダイアログボックスの[保持ファイルの作成ドライブ]には、ファイルシステムがNTFSのハードディスクドライブしか指定できません。FAT32のハードディスクドライブや、USBメモリのドライブを指定することはできません。
- [環境の設定]ダイアログボックスの[保持ファイルの作成ドライブ]に暗号化されたドライブを指定すると、復元機能は正しく動作しません。
- ハードディスク全体のデータをバックアップする場合、実行前に復元機能を停止する必要があります。停止せずに実行すると、利用するソフトによっては正常にシャットダウンできていないと判断されることがあります。
- 指定された保持ファイルのサイズの80%以上を使用した状態になると、児童・生徒用パソコンや授業サポーターの画面に警告メッセージが表示されます。この場合は、警告が表示されたパソコンをシャットダウンしたり再起動したりして対処します。