ディクテーション(テキストへの書き取り)が意図通りの結果にならない場合は、以下を確認します。
- ひと呼吸置いたときに「と」、「に」、「を」などの余計な言葉が文書に入力される場合は、呼吸が音声として解釈されている可能性があります。マイクを口から少し離して、横にずらしてください。
これで問題が解決する場合は、そのマイクの位置で新しいプロファイルをトレーニングすると、精度がさらに向上することがあります。
- [音声コマンドの前に置くポーズ(間)の長さ]*1で設定されている間隔が短すぎると、余計な短い語(助詞など)が文字化したり、長い語を複数の短い語と認識したりすることがあります。
*1[ツール-オプション]を選択して表示される画面の[コマンド]シートにあります。
- 音声入力した単語がコマンドとして認識されたり、特定の単語がいつも別の単語に誤認識される場合は、「単語のトレーニング」と言うか、[音声-単語のトレーニング]を実行します。
- 音声コマンドとして使われている単語を入力したい場合は、前の単語との間隔を置かずにその単語を言います。
- [Shift]キーを押しながら単語を言うと、コマンドではなくディクテーションとして認識します。
- 略語が正しく認識されない場合は、認識率向上センター*2で「ボキャブラリエディタを開く」と言うかクリックし、略語に別の音声を割り当てます。
*2[ヘルプ-認識率の向上]を選択して表示します。
たとえば、「JIS」が「次数」として認識されてしまう場合は、音声を「規格のJIS」と指定して、「JIS」のつづりを設定できます。そして「JIS」と入力したいときは、「規格のJIS」と言います。
- 頻繁に使用する単語が、まったく使用しない単語に誤認識される場合は、認識率向上センター*3で「ボキャブラリエディタを開く」と言うかクリックして、使用しない単語を削除します。
*2[ヘルプ-認識率の向上]を選択して表示します。
- ボキャブラリにある単語の中には、「振り込み」と「振込」のように入力音が同じものがあります。目的の単語ではない単語が文書に入力された場合は、「選択ふりこみ」と言って、修正メニューから目的の単語を選択します。
- 「の」のような短い単語を修正するときは、その前後の単語も一緒に選択して修正するほうが簡単です。