低品質オーディオの問題が検出されると、音質についての次のいずれかの警告が表示されます。
- 低質オーディオ
雑音の多い環境で作業をしている場合や、マイクの位置か操作、またはコンピュータのサウンドカードに問題がある場合に表示されます。
- Bluetoothドロップアウト
Bluetoothマイクのバッテリーが十分に充電されていない場合や、デバイスの通信範囲外に出た場合に表示されます。
- クリップされたシグナル
音声入力の声が大きすぎる場合や、マイクの位置か操作、またはコンピュータのサウンドカードに問題がある場合に表示されます。
※Dragonでは低品質の音声が最適化の対象から除外されるので、これらのメッセージを受け取ってもプロファイルを保存できます。
問題を解決するには、次のことを確認します。
- マイクの位置が適切で、チェックマイクウィザードを実行したときの位置からずれていないことを確認します。
※[ヘルプ-トピックの検索]を選択し、目次から[マイクの使用]→[マイクを適切な位置に置く]のページを参照してください。
- マイクが正常に動作していることを確認します。
認識精度が低下する原因として最も多いのは、マイク入力の劣化です。[音声-マイクのチェック]を選択してチェックマイクウィザードを実行し、マイク入力が許容範囲内にあるかどうかを確認します。
- 周囲の雑音をなるべく減らします。
たとえば、ラジオの電源を切る、オフィスのドアを閉める、静かな場所や話し声、足音が少ない時間帯を選んで音声入力する、自動販売機など騒音を出す機械から離れる、などの対策があります。
- 雑音を低減する機能が備わっているマイクを使用します。
ある程度周囲の雑音を除外できますが、雑音が急に増えたりしないように注意してください。
- マイクやサウンドシステムを変更した場合は、[音声-マイクのチェック]を選択してチェックマイクウィザードを実行します。
- ドラゴンスピーチの音声認識精度が高まるようにトレーニングします。
周囲の雑音が変化した場合や、風邪を引いたなどで声が変わった場合に特に役立ちます。認識率向上センターを開くには、「認識率向上センターを開く」と言うか、[ヘルプ-認識率の向上]を選択します。
- システムに複数のプロファイルがある場合は、正しいプロファイルが開いていることを確認します。
[プロファイル-最近使用したプロファイル]で、開いているプロファイルの名前の横にはマーカーが表示されています。
- 文書からボキャブラリに既に単語を追加してあっても、そのボキャブラリの作成に使った文書とは異なる種類の文書を音声入力している場合は、音声入力している文書に似た文書を使って新しいボキャブラリを追加してください。