花子の各ページには、「プレーン」と呼ばれる複数枚の入力シート(レイヤー)が付いています。
プレーンについての詳しい説明、具体的な使い方は、次のとおりです。
I プレーンとは
花子の各ページは、透明なシートが何層も重なった構造をしています。各シートを「プレーン」と呼びます。プレーンはA〜Nの14枚まで使用できます。
別プレーンに描いた下絵を参考にしながら図形を作成したり、複雑な図形を複数のプレーンに分けて作成したり、用途に応じて必要なプレーンだけを重ねて表示したりするなど、いろいろな使い方ができます。
複数のプレーンへ同時に入力することはできませんが、複数のプレーンを重ねて表示したり、いっしょに編集したりできます。
また、どのプレーンに描いているかは図形の上下に関係しません。あとから描いた図形が、先に描いた図形の上に表示されます。
※プレーンは、イメージデータを編集するアプリケーションにあるレイヤー機能と同様の機能です。
II 描画・編集するプレーンや、画面に表示するプレーンを設定する
画面下部にある[プレーン切替](「Aプレーン」のように表示された部分)をクリックして、どのプレーンにデータを入力するか、または、編集対象とするか、画面に表示させるかなどを設定することができます。
■操作
【データを入力するプレーンを選ぶ】
どのプレーンに図形を描くかを設定します。
- 画面下部の[プレーン切替](「Aプレーン」のように表示された部分)をクリックします。
現在の入力プレーン(図形を描画するプレーン)にチェックマーク(レ)が付いています。
- 図形を描画したいプレーンをクリックして選択します。
画面下部の[プレーン切替]に選択したプレーンが表示されます。
※入力プレーンをBプレーンに変更した場合は、画面下部にも「Bプレーン」と表示されます。
【選択・編集するプレーンを選ぶ】
どのプレーンの図形に対して選択・編集を行うかを設定します。
- 画面下部の[プレーン切替](「Aプレーン」のように表示された部分)をクリックします。
- [詳細]を選択します。
[プレーンの設定]ダイアログボックスが表示されます。
- 選択・編集したいプレーンの[選択]欄を
にします。
※この設定が
になっていると、そのプレーンに描画されたデータは選択・編集の対象になりません。
【表示するプレーンを選ぶ】
- 画面下部の[プレーン切替](「Aプレーン」のように表示された部分)をクリックします。
- [詳細]をクリックします。
[プレーンの設定]ダイアログボックスが表示されます。
- 画面上に表示したいプレーンの[表示]欄を
にします。
※この設定が
になっていると、そのプレーンに描画されたデータは画面上に表示されません。
III 図形を別のプレーンへ移す
■操作
- 画面左端にある描画ツールで、
をクリックして、プレーンを変更したい図形を選択します。
- [作図]タブの[変更]を選択します。
※[メニューとツールバー]の場合は、[編集-プレーン-選択図形のプレーンを変更]を選択します。
[プレーンの変更]ダイアログボックスが表示されます。
- [変更するプレーン]の右端の▼をクリックして表示される一覧から、変更先のプレーンを選択して[OK]をクリックします。
選択したプレーンの同じ位置に図形が移ります。
◆補足
特定のプレーンにある図形をすべて別のプレーンに移したい場合は、[編集-プレーン-移動]を行います。
IV プレーン単位で図形を削除する
■操作
- [作図]タブの[図形消去]をクリックします。
※[メニューとツールバー]の場合は、[編集-プレーン-指定プレーンの全図形を消去]を選択します。
[プレーンの消去]ダイアログボックスが表示されます。
- [消去プレーン]で、図形を削除したいプレーンを
にします。
- [対象ページ]で、指定したプレーンのページ種類やページの範囲を設定し、[OK]をクリックします。
- 削除を確認するメッセージが表示されるので、[はい]をクリックします。
指定したプレーンにある、すべての図形が削除されます。