以下のいずれかの原因が考えられます。
▼注意
スキャナーで読み取って変換したPDFは、テキストが画像化されている場合があります。この場合、テキストの入力や編集はできません。
I PDFの編集が制限されている
制限されているかどうかを確認します。
■操作
- [ドキュメント-ドキュメントプロパティ]を選択します。
- [セキュリティ]シートを選択します。
- [操作の許可]欄で[ドキュメントを変更]が「許可」になっているかを確認します。
◆補足
手順3.で「許可」になっていない場合は、以下の手順でセキュリティ設定を解除します。
- [セキュリティ方法]の右端の▼をクリックし、[セキュリティなし]を選択します。
- 許可パスワードを入力し、[OK]をクリックします。
- 「セキュリティ設定を適用するには、ドキュメントを保存した後で閉じる必要があります。」と表示されたら、[OK]をクリックします。
- [OK]をクリックして、[ドキュメントプロパティ]ダイアログボックスを閉じます。
- 設定を反映させる場合は、ファイルを保存して閉じます。
II テキストが画像(オブジェクト)として配置されている
[ツール-標準-選択ツール]を選択し、[編集-すべて選択]を選択して、文字が範囲選択されない場合、テキストが画像(オブジェクト)として配置されています。この場合、テキストの入力や編集はできません。次のいずれかの方法で対処します。
- テキストボックスを追加する
- 画像データPDFからテキストを抽出する
JUST PDF 3 [データ変換] の[テキストPDF(pdf)に変換]機能を使用することで、画像データPDFからテキストを抽出することができます。
※PDFファイルの内容によっては、テキストを抽出できない場合があります。
◆補足
オブジェクトとして、コピーや削除、回転などの編集をすることができます。
- [ツール-標準-編集ツール]を選択します。
ポインターの形が
または
に変わります。
- 編集したい画像、またはオブジェクトを右クリックして表示されるメニューから、操作したい項目*1を選択します。
※オブジェクトを移動する場合は、移動したい場所までドラッグします。
*1選択できる項目は、[切り取り/コピー/貼り付け/削除/すべて選択/すべて選択を解除/左右を反転/上下を反転/時計回りに回転/反時計回りに回転/前面に配置/背面に配置/親グループを選択/グループ化/グループ化解除]です。
※コピーしたオブジェクトを、他のアプリケーションへ貼り付けることはできません。他のアプリケーションへ貼り付ける場合は、次のFAQを確認してください。
→PDF内のデータ(オブジェクト)を他のアプリケーションに貼り付けたい
III PDFのテキストに使われているフォントがパソコンにない
該当するフォントが環境にない場合、「このフォントは埋め込まれてサブセット化されていますが、互換性のあるシステムフォントが見つかりません。」と表示され、テキストを編集できません。テキストを編集するには、該当するフォントをインストールするか以下の操作でフォントを変更します。
■操作
- [ツール-標準-編集ツール]を選択します。
ポインターの形が
または
に変わります。
- 編集したいテキストをダブルクリックします。
テキストの周りに枠(テキスト枠)が表示されます。
- テキスト枠内で、テキストをドラッグして範囲選択し、右クリックして表示されるショートカットメニューの[プロパティ]を選択します。
- [テキスト]シートを選択し、[名前]の右端の▼をクリックしてフォントを選択します。
※対象のテキスト(日本語、英語など)に適したフォントを選択します。
※日本語・英語が混在する場合は、日本語のテキスト・英語のテキストを別々に選択しないと、フォントを変更できない場合があります。
※先頭に「@」がついているフォントは縦書きフォントです。横書きの場合は「@」がないフォントを選択します。
- [閉じる]をクリックします。
- テキスト枠の外側をクリックして、テキストの編集を終了します。
◆補足
PDFにテキストを追加するには、テキストボックスを追加する方法もあります。