スタートアップツールを使って、それまで使用していたATOKの設定や辞書の内容をATOK 2014に反映することができます。
ATOK 2014に反映できる内容は、スタートアップツールの引き継ぎ方法や、設定を引き継ぐATOKにより異なります。
スタートアップツールでできることを確認し、引き継ぎ方法を選択してください。
- 旧バージョンのATOK(ATOK 2006以降)が複数存在する場合
- ATOKを初めてインストールする場合/旧バージョンのATOKを完全に削除している場合
- 引き継ぎ方法が[手動]の場合に引き継げる内容
- こんなときは
▼注意
- スタートアップツールで引き継ぎの対象になるATOKのバージョン
ATOK 2014のスタートアップツールでは、ATOK 2006以降の旧バージョンが引き継ぎの対象になります。
ATOK 2005など、Intel Macに対応していないATOKは、引き継ぎの対象にはなりません。
I 旧バージョンのATOK(ATOK 2006以降)が複数存在する場合
旧バージョンのATOKで使っていた、次の情報を引き継ぐことができます。
スタートアップツールの[設定を始めます]の画面で[標準]を選択した場合、引き継ぎ元は、同じ起動ディスクにある旧バージョンのATOKの中で一番新しいものになります。
引き継ぐ対象のATOKや引き継ぐ内容を選択したい場合は、[設定を始めます]の画面で[手動]を選択します。
【入力・変換の設定】
旧バージョンのATOKの文字入力や変換に関する設定を引き継ぎます。
【キー・ローマ字の設定】
旧バージョンのATOKのキーやローマ字の割り付けの設定を引き継ぎます。
※スタートアップツールの[設定を始めます]の画面で[標準]を選択した場合は、キーやローマ字の割り付けの設定は引き継がれません。引き継ぎたい場合は、[手動]を選択します。
あとから追加したスタイルファイルは、[標準]を選択した場合でも引き継がれます。
【辞書】
旧バージョンのATOKの辞書をATOK 2014に引き継ぎます。
別に販売されている専門用語変換辞書も、一部の辞書を除き、そのままATOK 2014に引き継がれます。
→旧バージョンのATOKで使っていた専門用語変換辞書をATOK 2014でも使用したい
→旧バージョンのATOKで使っていた記者ハンドブック辞書をATOK 2014でも使用したい
- すべての辞書セットの各ユーザー辞書をATOK 2014形式の辞書にコンバートし、ATOK 2014の各辞書セットのユーザー辞書として設定します。
- すべての辞書セットに設定されていた辞書をATOK 2014形式の辞書にコンバートし、ATOK 2014の各辞書セットに追加します。
【お気に入り文書・省入力データ】
お気に入り文書・省入力データを引き継ぎます。
ATOKでこれらのデータが編集されている場合は、上書きしてよいかどうか確認するメッセージが表示されます。上書きしたくないときは、[上書きしない]をクリックします。
II ATOKを初めてインストールする場合/旧バージョンのATOKを完全に削除している場合
ATOKを初めてインストールする場合や、旧バージョンのATOKを完全に削除している場合、ATOK 2014の標準の設定で使うか、ことえり・egbridge風の入力設定にするかを選択できます。
【ことえり・egbridge風の入力設定にする】
ことえり・egbridgeと同じような入力変換方法でATOKが使えるようになります。
【例】
[↓]キーで次候補、[←]・[→]キーで文節移動
スタートアップツールの[設定を選びます]の画面で、[ことえり]または[egbridge]を選択し、次に表示される画面で[ことえり風のキー操作やローマ字の割り付けにします。]*1をオンにします。
*1[egbridge]を選択した場合は、[egbridge風のキー操作やローマ字の割り付けにします。]と表示されます。
III 引き継ぎ方法が[手動]の場合に引き継げる内容
スタートアップツールの引き継ぎ方法で[手動]を選択すると、次の設定で内容を引き継げます。
- キーやローマ字を割り付けを、「ことえり」や[egbridge」風にして使いたい
[設定を選びます]の画面で[ことえり][egbridge]を選択します。
[その他のATOK]を選択した場合は、旧バージョンのATOKで使用していた辞書の内容も引き継げます。 - キーやローマ字の割り付けを引き継ぎたい
[設定を選びます]の画面で[ATOK 2013]*1、または[その他のATOK]を選択します。
[ATOK 2013]*1を選択した場合は、次に表示される画面で[キー・ローマ字の設定を引き継ぐ]をオンにします。
[その他のATOK]を選択した場合は、次に表示される画面で、[キー・ローマ字のスタイルを引き継ぐ]をオンにして、引き継ぐスタイルを選択します。 - 複数のATOKがあるが、引き継ぐATOKのバージョンを選択したい
[設定を選びます]の画面で[その他のATOK]を選択します。
ATOK 2014に引き継ぐATOKのバージョンを選択できるようになります。 - 引き継ぐ環境設定やスタイルを選択したい
[設定を選びます]の画面で[その他のATOK]を選択します。
ATOK 2014に引き継ぐ環境設定やスタイルファイルを選択できるようになります。 - 基本辞書セット内容だけを引き継ぎたい
[設定を選びます]の画面で[ATOK 2014][ATOK 2013]*1[その他のATOK]のうち、どれかを選択します。
次に表示される画面で、[すべての辞書セットの内容を引き継ぐ]をオフにします。
*1同じ起動ディスク内にある一番新しいATOKのバージョンが表示されます。
IV こんなときは
ATOK スタートアップツール以外の方法でも、旧バージョンの辞書をATOK 2014に引き継ぐことができます。ATOK スタートアップツールで引き継ぎのできない旧バージョンや環境の場合は、次のFAQを確認してください。