[サポートFAQ]
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更新日:2022.02.10 - 情報番号:055040
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Q 花子図面をPDF出力すると、一部のデータが正しく出力されなかったり、ファイルサイズが大きくなったりする
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A FAQ改善アンケートにご協力ください

花子の図面をPDF出力すると、図面の内容や印刷の設定によって、画面の表示どおりに正しく出力されなかったり、PDFのファイルサイズが大きくなったりします。

状況に応じて、次のように対処します。

▼注意

以下で案内する対処方法は、[ファイル-印刷]でPDF出力している場合に設定可能です。
[ファイル-PDF保存]でPDF出力している場合は、設定できません。

I 透過部分が黒く、または白く出力される

次のようなデータは、画面上では透過しているのに、PDF出力すると、透過部分が黒く、または白く出力されることがあります。

  • 透過GIF・透過PNG
  • [メニューとツールバー]の場合に、[挿入-イメージ枠-透過色設定]で、[透過]をチェックボックスをオンにしたイメージ枠
  • パターン塗りで[透過]をチェックボックスをオンにした図形

この場合、次のように設定したあと、PDF出力を試します。

■操作

[PDFに適した形式で出力する]を設定してPDF出力する

  1. [ファイル-印刷]を選択し、[詳細]シートに切り替えます。
  2. [ポストスクリプトプリンタ]*1で、[PDFで適した形式で出力]を選択します。
    また、[透過図形の背景を塗りつぶす]をチェックボックスをオフにします。

    *1[ポストスクリプトプリンタ]が淡色で表示されて選択できない場合は、同じ設定画面に表示されている[アンチエイリアスで印刷する]をクリックして チェックボックスをオフ にします。なお、透明度を使っている場合は、こちらを確認してください

  3. PDF出力を行います。

※上記の設定で出力しても、期待どおりに透過されない場合は、引き続き、次の操作を試します。

該当部分をイメージデータに変換する

  1. 画面左端にある描画ツールで、図形の選択(拡大/縮小)をクリックし、透過を設定した図形や画像を選択します。
  2. [作図]タブの[図形変換-図形のイメージ化]を選択します。

    ※[メニューとツールバー]の場合は、[図形-図形のイメージ化]を選択します。

    ※該当のデータがイメージ枠の場合、このメニューが薄くなって選択できません。
    この場合、[挿入]タブの[画像-領域を指定してイメージ枠を作成]*1を選択し、図面上で透過を出力したいイメージ枠を範囲選択します。自動的に、花子フォトレタッチが起動するので、[ファイル-閉じて戻る]を選択して花子の画面に戻ります。
    このあと、操作3.を確認します。

    *1[メニューとツールバー]の場合は、[挿入-イメージ枠-領域を指定して作成]です。

  3. 操作1.で選択したデータがイメージデータに変換され、図形のあった位置に貼り付けられます。

    ※操作2.で[挿入]タブの[画像-領域を指定してイメージ枠を作成]*2を選択した場合は、元の画像の上に新たに作成されたイメージデータが重なって貼り付きます。重なった枠は、必要に応じて、作成された新しいイメージ枠をいったん別の場所に移動して、下にある元のイメージ枠を削除します。

    *2[メニューとツールバー]の場合は、[挿入-イメージ枠-領域を指定して作成]です。

  4. PDF出力を行います。

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II 中抜き文字が塗りつぶされる

中抜き文字は、文字属性を持ったまま、見た目どおりの状態でPDF出力することはできません。
中抜きでの表現を優先するか、PDFファイル内で文字データとして扱うことを優先するかによって、次のどちらかの方法を選択します。

【中抜きの表現を残したい場合】

見た目を優先させるには文字データではなく、次の操作で画像に変換して出力します。

  1. 画面左端にある描画ツールで、図形の選択(拡大/縮小)をクリックし、中抜き文字の入った文字枠を選択します。
  2. 右クリックして表示されるショートカットメニューの[画像形式でコピー]を選択します。
  3. 右クリックして表示されるショートカットメニューの[貼り付け]を選択します。
  4. コピーした文字枠が貼り付くので、元々あった文字枠は削除して、貼り付いた画像形式の文字をご希望の場所に移動します。

    このあと、PDF出力を試します。

【PDFファイル内で文字データとして扱いたい場合】

中抜きの表現はしないで、文字データとして出力するために、[ファイル-印刷]の[詳細]シートの[文字をPDFに適した形式で出力する]をチェックボックスをオンにします。
この場合、設定していた文字飾りの属性は失われ、文字データとして出力されます。

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III 塗りつぶしや太い線に縞が入る/修飾した文字をテキストとして選択できない

データによっては、塗りつぶしや太い線に縞が入る、文字修飾を設定した文字をテキストとして選択できないなどの現象が起こることがあります。
この場合、花子の製品が入ったディスクにあるファイルをエクスプローラーなどでご利用の環境にコピーして、PDF出力を試します。

※下記の設定を行った環境では、出力する図面に透過が指定されたデータが含まれていると、その透過部分は黒または白く塗りつぶされて出力されることがあります。また、透明度を使った表現は無効になります。

■操作

【ファイルのコピーを行う前に】

[ファイル-印刷]の[詳細]シートで次のように設定します。

  • [アンチエイリアスで印刷する]をクリックして チェックボックスをオフ にする
  • [ポストスクリプトプリンタ]で[PDFで適した形式で出力]を選択する

このあと花子を終了して、ファイルのコピーを行います。

【コピーするファイル】

花子の製品が入ったディスク、またはダウンロードの解凍先フォルダーにある、¥Support¥INI フォルダー内の
jshana.ini

【コピー先フォルダー】

Windowsをインストールしているドライブの、以下のフォルダーにコピーします。

  • ¥ProgramData¥Justsystem¥hanako

※上記のコピー先のうち、Justsystemフォルダーはすでに作成されていますが、その下のhanakoフォルダーは自動では作成されていません。ファイルをコピーする前に、半角英数文字でhanakoフォルダーを作成してください。

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IV PDFのファイルサイズが大きくなる

PDFのファイルサイズが大きくなったときは、以下の内容を確認します。

【図形効果を付けた図形が多く含まれる場合】

図形効果を付ける数を減らしてみます。
また、表示品質を普通にしたり、図面効果を非表示にしたりすると、ファイルサイズが小さくなります。

※表示方法は、[環境設定]タブの[オプション]*1をクリックし、[表示-図形効果を表示する]や、[図形効果の表示品質]で変更します。

*1[メニューとツールバー]の場合は、[ツール-オプション]です。

【透明度を設定した図形が多く含まれる場合】

透明度を付けた図形を減らしてみます。
また、[環境設定]タブの[オプション]*1をクリックし、[操作環境-表示]で、[アンチエイリアスで表示する]を[しない]にして透明度を非表示にします。

*1[メニューとツールバー]の場合は、[ツール-オプション]です。

【図形効果や透明度を設定していないのに、サイズが大きくなる場合】

アンチエイリアスで印刷しない設定にしてどうか確認します。
[ファイル-印刷]の[詳細]シートで次のように設定します。

  • [アンチエイリアスで印刷する]をクリックして チェックボックスをオフ にする
  • [ポストスクリプトプリンタ]で[PDFで適した形式で出力]を選択する

※この設定で出力してもサイズが大きくなる場合は、上記「III 塗りつぶしや太い線に縞が入る/修飾した文字をテキストとして選択できない」に記載の操作(jshana.iniをハードディスクにコピーする)を行ってどうか確認します。

【上記3点を確認しても改善しない場合】

花子データの仕様上、データによっては上記のような内容では改善しない場合があります。
出力するPDFドライバー側で解像度を下げて出力を試します。

※ご利用のPDFドライバーによって、出力する解像度の設定方法は異なります。設定方法については、それぞれお使いのPDFファイル変換ソフトのヘルプやマニュアルをご参照ください。

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