[ツール-オプション-互換設定/コンバータ-登録ファイルの引き継ぎ]を行っても、旧バージョンの登録ファイルが対象として表示されない場合、次の方法で旧バージョンの登録ファイルが使用できるようにします。
引き継ぎたい旧バージョンに応じて、いずれかの方法を行ってください。
I 一太郎2014 徹のある環境に一太郎2015をインストールした場合
コンバータを使って旧バージョンの登録ファイルを変換したり、オプションでファイルを直接指定して引き継ぎます。
■操作
1 旧バージョンの登録ファイルを一太郎2015用にコンバートする
※1の操作は、引き継ぎたい対象がツールボックス/ツールバー/キー割付/メニュー割付ファイルの場合のみ、行います。それ以外の登録ファイルの場合、この操作は不要です。2の操作に進みます。
ツールボックス/ツールバー/キー割付/メニュー割付ファイルの場合、まず旧バージョンの登録ファイルを一太郎2015用にコンバート(変換)します。
ここでは、ツールボックスの場合を例に操作をご説明します。ツールバー/キー割付/メニュー割付ファイルの場合は、「ツールボックス」の部分を各内容に読み替えて操作を進めてください。
- [ツール-オプション-互換設定/コンバータ-ツールボックスコンバータ]を選択します。
※このメニューはクラシックメニューまたはクラシックタイプ画面で利用可能です。
[互換設定/コンバータ]を選択しても[ツールボックスコンバータ]メニューが表示されない場合、[表示-補助-クラシックタイプのメニューを使う]を選択してから、再度[ツール-オプション-互換設定/コンバータ]を選択し直します。※ツールバーをコンバートする[ツールバーコンバータ]メニューは、オリジナルメニューで利用可能です。
[互換設定/コンバータ]を選択しても[ツールバーコンバータ]メニューが表示されない場合、オリジナルタイプ画面に切り替えたり、[表示-オリジナル-オリジナルタイプのメニューを使う]を選択してから、再度[ツール-オプション-互換設定/コンバータ]を選択し直します。 - [旧バージョン(一太郎9以降)のツールボックス割付登録ファイル名]の横にある[参照]をクリックして、変換元となる旧バージョンの一太郎のツールボックス割付登録ファイル名(*.TLX)を設定します。
旧バージョンのツールボックス割付登録ファイルは、下記のフォルダー、名前で保存されています。
画面上部にある[場所]の右端の▼をクリックして、保存場所を設定し、その後、一覧に表示されるファイル名を設定します。- 保存場所
C:¥Users*1¥<各ユーザー名>¥AppData¥Roaming¥Justsystem¥TARO24 フォルダー
*1エクスプローラーなどでは「ユーザー」と表示されます。
- ファイル名
例:T24_STK.TLX
※ツールバー/キー割付/メニュー割付ファイルの場合、上記のTLX部分が異なります。(ツールバー:TBR、キー割付:KEY、メニュー割付:MNU)
- 保存場所
- [現バージョンのツールボックス割付登録ファイル名]に、変換先となる一太郎2015のツールボックス割付登録ファイル名(*.TLX)を設定します。
初期設定では、T25_STK.TLX と表示されているので、別のファイル名にします。
【例】先頭に1を付けて、1T25_STK.TLX のようにします。※既存のツールボックス割付登録ファイルは、変換先に指定できません。上記のように別のファイル名にします。
※ツールバー/キー割付/メニュー割付ファイルの場合、上記のTLX部分が異なります。(ツールバー:TBR、キー割付:KEY、メニュー割付:MNU)
- [実行]をクリックします。
旧バージョンのツールボックス割付登録ファイルが、一太郎2015用に変換されます。
2 登録ファイルをオプションで設定する
オプションで使用したい登録ファイルを設定します。
ここでは、ツールボックスの場合を例に操作をご説明します。そのほかの登録ファイルの場合は、「ツールボックス」の部分を各内容に読み替えて操作を進めてください。
- [ツール-オプション-オプション]を選択します。
- 画面左の[登録ファイル-登録ファイル]を選択し、画面右の一覧で[ツールボックス割付登録ファイル]を選択します。
- [ファイル参照]をクリックします。
- 表示されたダイアログボックスで、一太郎2015で使用したい登録ファイルを選択します。
- ツールボックス/ツールバー/キー割付/メニュー割付ファイルの場合
1の3.で指定したファイルを選択します。
- そのほかの登録ファイルの場合
下記のように旧バージョンの登録ファイルを選択して設定します。
画面上部にある[場所]の右端の▼をクリックして、保存場所を設定し、その後、一覧に表示されるファイル名を設定します。- 保存場所
C:¥Users*1¥<各ユーザー名>¥AppData¥Roaming¥Justsystem¥TARO?? フォルダー
*1エクスプローラーなどでは「ユーザー」と表示されます。
※「??」には、バージョンに応じた数字が入ります。一太郎2014 徹の場合、24 となります。
※TARO?? フォルダーが複数ある場合は、最初に設定を登録したバージョンのフォルダーを選択します。古いバージョンから設定を引き継いで使用しており、どのバージョンから使っていたかが不明な場合は、より小さな数字のフォルダーを選択して試します。
なお、以降の操作を行い、設定を完了しても登録内容が引き継がれない場合は、再度、この部分で別の数字のフォルダーを指定し直してお試しください。 - ファイル名
文書スタイルの場合の例:T??_STK.PVS
※「??」には、バージョンに応じた数字が入ります。一太郎2014 徹の場合、24 となります。
また、登録ファイルによって、上記PVS部分は異なります。※システムマクロ登録ファイルの場合、T??_SMP.MCR と T??_STK.MCR の2種類があります。初期設定は T??_SMP.MCR を利用設定になっているので、まずは T??_SMP.MCR を選択して試します。
なお、以降の操作を行い、設定を完了しても登録内容が引き継がれない場合は、再度、この部分でT??_STK.MCR を指定し直してお試しください。
- 保存場所
- ツールボックス/ツールバー/キー割付/メニュー割付ファイルの場合
- [OK]をクリックします。
- もう一度[OK]をクリックします。
以上で設定は完了です。
※ツールボックスについては、上記操作を行ったあと、[表示-補助-ツールボックスの表示切替]または[表示-ツールボックス-表示切替]を選択して、使用していたツールボックスグループの表示を にして[OK]をクリックします。
II 一太郎2013 玄以前のある環境に一太郎2015をインストールした場合
[登録ファイルの引き継ぎ]で取得する情報ファイルの名前を変更して試します。
■操作
- 一太郎2015を起動している場合は終了します。
- エクスプローラーを起動します。
- ファイルの拡張子を表示します。
- 次のフォルダーを選択します。
C:¥Users*1¥<各ユーザー名>¥AppData\Roaming¥Justsystem¥Taro\Backup
*1エクスプローラなどでは「ユーザー」と表示されます。
【例】画面左側の一覧で、Cドライブ→「ユーザー」→「ログオンしているユーザー名」→「AppData」・・・と順にダブルクリックして、フォルダーを開いていきます。
これによってBackupフォルダーの内容が画面右側に表示されます。
- TARO25.INI を右クリックして表示されるショートカットメニューの[名前の変更]を選択し、先頭に1を付けるなど(例:1TARO25.INI)して、名前を変更します。
- TARO24.INI を右クリックして表示されるショートカットメニューの[名前の変更]を選択し、TARO25.INI に名前を変更します。
- エクスプローラーを終了します。
- 一太郎2015を起動します。
- [ツール-オプション-互換設定/コンバータ-登録ファイルの引き継ぎ]を選択し、引き継ぎたい対象が表示されたら、選択して[実行]をクリックします。