写真をたくさん貼った文書や解像度の高い写真を貼った文書の場合、動作が遅くなる/エラーメッセージが表示される/写真が正しく印刷できないなどの現象が発生することがあります。
このような場合、次の内容を順に試します。
I ジャンプパレットを閉じる
写真をたくさん貼った文書の編集・表示が遅い場合、ジャンプパレットを閉じると現象が改善される場合があります。
■操作
- [表示-ジャンプパレット表示]を選択します。
※この操作は、ジャンプパレットの表示/非表示を切り替えます。すでにジャンプパレットを表示していない設定にしていた場合、上記の操作でジャンプパレットが表示されるようになります。表示された場合は、再度、同じ操作を行って、ジャンプパレットを閉じます。
画面左にあるジャンプパレットが閉じたら、この状態で文書の編集や印刷を試します。
II 写真を表示・印刷する際のメモリ管理方法を変更する
画像枠を表示・印刷する際のメモリ管理に関する設定を変更して試します。
■操作
- [ツール-オプション-オプション]を選択します。
- 画面左の[操作環境-操作環境]を選択します。
- 画面右の[画像枠をメモリ効率優先で表示する]の[する]を[しない]にします。
- [OK]をクリックしてオプション画面を閉じ、一度、一太郎を終了して、再度起動します。
このあと、文書の編集や印刷を試します。
III 写真の解像度を小さくする
デジタルカメラで撮った写真などの解像度(dpi)を小さくし、画像のデータサイズを小さくすることで、現象が改善されるか確認します。
※解像度は画像の印刷品質を表す単位です。解像度が大きいほど画像は精細に印刷されますが、データサイズが大きくなります。画像が粗くならない程度に解像度を小さくするとデータサイズを節約できます。
なお、一般のプリンターで出力する際に必要な解像度は、200〜300dpi程度です。
※GIF・WMF・EMF・256色以下のBMP・256色以下のPNG形式のファイルは、下記の操作によるデータサイズの縮小はできません。
■操作
- 写真をクリックします。
- 右クリックして表示されるショートカットメニューから[画像のデータサイズを縮小]を選択します。
- 左下の[画像情報(変換前→変換後)]で、現在(変換前)の解像度を確認します。
- [設定解像度]で、現在より小さい解像度を選択します。
右のプレビューに、変更後の解像度の写真が表示されるので、画質を確認します。
あわせて、左下の[画像情報(変換前→変換後)]で、変換後の解像度を確認します。※プレビューの表示が変わらないときは、[プレビューで確認]をクリックします。
- [OK]をクリックします。
写真を複数枚貼っている場合は、1枚ずつ、上記の操作1 〜5を行います。
■補足
解像度を小さくすると、写真が粗くなったり間延びして見えたりすることがあります。解像度の小さい写真を元の写真のサイズで表示しているためです。
解像度に合った写真のサイズに調整するには、写真を右クリックし、表示されるショートカットメニューから[等倍に戻す]を選択します。
IV ページ数の多い文書の場合、ページを分けて編集・印刷する
多くの写真を貼り付け、ページ数が多い状態で編集している場合は、複数の文書に分けて保存したり、ページ単位で印刷したりします。
■操作
【数ページ単位で複数の文書に分けて保存する】
- 編集中の文書で、保存したい部分を範囲指定します。
- [編集-補助-ファイルへコピー]を選択します。
- 画面上部の[場所]でファイルを保存する場所を確認して、[ファイル名/URL]にファイル名を入力します。
- [OK]をクリックします。
【ページ単位で印刷する】
- [ファイル-印刷]を選択します。
- [設定]シートにある[開始ページ]と[終了ページ]で印刷したいページを指定します。
- [OK]をクリックします。