[サポートFAQ]
ライン
更新日:2019.06.24 - 情報番号:055728
ライン
Q 環境復元で、「このワークステーションとプライマリドメインとの信頼関係に失敗しました」のメッセージが表示される
ライン
A FAQ改善アンケートにご協力ください

以下の対象製品の環境復元機能を有効にしている生徒機/児童機で、「このワークステーションとプライマリドメインとの信頼関係に失敗しました」のメッセージが表示される場合、以下の手順を行います。

I 対象製品

  • ジャストスマイル5 /R.2
  • ジャストスマイル6
  • ジャストスマイル7
  • ジャストスマイル8
  • ジャストスマイル クラス
  • ジャストスマイル クラス2
  • ジャストジャンプ5 /R.2
  • ジャストジャンプ クラス
  • ジャストジャンプ クラス2
  • ジャストジャンプ8
  • ジャストフロンティア2 /R.2
  • ジャストフロンティア3

▲ページの先頭へ戻る

II 該当する環境

上記の対象製品に搭載の環境復元機能を有効にした生徒機/児童機を、ドメイン環境にログオンして利用する場合。

▲ページの先頭へ戻る

III 現象内容

上記対象製品の環境復元機能が有効な場合、生徒機/児童機に保存されているコンピューターアカウントが、定期的に変更されるドメインコントローラーのパスワードと食い違い、ログオンする際に、「このワークステーションとプライマリドメインとの信頼関係に失敗しました。」とのメッセージが表示され、再度ドメインへの参加が必要になります。
これは、環境復元機能を有効にした時点で生徒機/児童機をバックアップした状態になり、再起動のたびに、そのバックアップを使ってドメインにログインすることに相当します。

▲ページの先頭へ戻る

IV 対策/対処(現象が発生する前の対策)

現象が発生する前に以下の設定を行うことで、この不整合を回避できます。

■操作

ドメインコントローラーのサーバー機でポリシーの設定を変更します。

※下記は初期状態でのドメイン運用での設定例です。実際は、お客様のドメイン環境に則したポリシーでの設定をしてください。

  1. サーバー マネージャーの[ツール-グループ ポリシーの管理]メニューを選択し、[グループ ポリシーの管理]を起動します。
  2. [グループポリシーの管理-フォレスト-ドメイン-<ドメイン名>-Domain Controllers-Default Domain Controllers Policy]を選択します。
  3. [Default Domain Controllers Policy]の上で右クリックして、[編集]を選択すると、「グループ ポリシー管理エディター」が起動します。
  4. [コンピュータの構成-ポリシー-Windowsの設定-セキュリティの設定-ローカル ポリシー-セキュリティ オプション]を選択します。
  5. [ドメイン コントローラー:コンピューター アカウントのパスワードの変更を拒否する]をダブルクリックします。
  6. 開いたウインドウの[セキュリティ ポリシーの設定]タブで、[このポリシーの設定を定義する]をオンにして[有効]を選択し、[OK]をクリックします。

    ローカル グループポリシー エディター

▲ページの先頭へ戻る

V 対策/対処(現象発生した場合の対処)

現象が発生した場合は、上記「IV」の対策を行った上で、現象の発生している生徒機/児童機に対して以下を行います。

■操作

  1. 問題が発生している生徒機/児童機の環境復元をオフにします。

    端末メンテナンスツールを起動し、管理する端末の電源を入れ、Windowsにサインインします。

  2. 端末メンテナンスツールの[環境復元−環境復元の停止]を選択します。

     

  3. 問題が発生している生徒機/児童機の環境を一旦ワークグループに変更します。

    生徒機/児童機にローカル管理者権限のあるユーザーでログインし、コントロールパネルの[システムとセキュリティ-システム-設定の変更]を選択して、[コンピューター名]シートの[変更]をクリックして表示される画面で、[所属するグループ]を[ワークグループ]に変更します。

  4. 生徒機/児童機を再起動します。
  5. 再度、生徒機/児童機の環境をドメインに変更します。

    「3.」と同じ手順で[所属するグループ]を[ドメイン]に変更し、再起動します。

  6. 生徒機/児童機の環境復元をオンにします。

    端末メンテナンスツールの[環境復元−環境復元の開始]を選択します。[ユーザー]で、再起動後に端末にサインインするユーザーを選択します。設定が完了したら[開始]をクリックすると、端末が再起動されます。

    ※授業サポーターのバージョン*1が2.2.0より前の場合は、環境復元のオン/オフを授業サポーターの[管理*2-メンテナンス/アップデート]で行います。

    *1 授業サポーターのバージョンは、コントロールパネルの「プログラムのアンインストールまたは変更」の一覧で、「授業サポーター」または「授業サポーター2」で始まる項目のバージョンを確認します。

    *2[ツール]または[設定]の場合もあります。

▲ページの先頭へ戻る

VI 補足

本現象に関しては、製品のカタログ、あるいは製品添付の導入に関するマニュアルの説明の中で、注意が必要な作業(Windowsまたはソフトウェアの設定変更/パスワードの変更)として記載しています。
以下はその抜粋です。

復元対象のパーティションに対して次の作業を行う場合は、必ず環境復元を停止した状態で行ってください。
  • ソフトウェアのインストール・変更・アンインストール、ライセンシング(アクティベーション)
  • Windows またはソフトウェアの設定変更・パスワードの変更
  • ディスクの最適化(デフラグ)
  • チェックディスクまたはスキャンディスク
  • ディスクのクリーンアップ
  • ディスク全体のバックアップ
  • ディスクのイメージング
  • パーティションの操作
  • ファイルシステムのコンバート
  • Windows Updateのアップグレードまたは機能更新を行った場合、改めて環境復元の設定が必要です。

▲ページの先頭へ戻る

ライン

この情報は、お客様のお役に立ちましたか?

送信
ライン
※本情報の内容は、予告なく変更することがあります。
※本情報の一部または全部を無断で転載及び複写することを禁止します。
※記載された会社名、製品名は、弊社または各社の登録商標もしくは商標です。
弊社の登録商標についてはこちらをご参照ください。