ジャストシステム製品を一度インストールすると、次回以降のインストールでも自動的に前回インストールしたドライブ・フォルダーと同じ場所にコピーされます。
別のドライブにインストールし直す場合は、まず、現在インストールされているジャストシステム製品をすべて削除したあと、新しいドライブ・フォルダーにインストールします。
※ATOK 2013以降のATOKでは、インストール先を変更することはできません。
操作は次の流れで行います。
- 必要なファイルのバックアップを行う
- コントロールパネルからジャストシステム製アプリケーションを削除する
- ジャストシステム製品が残っていないか確認する
- ジャストシステム製品関連の設定情報や、フォルダー・ファイルを削除する
- ジャストシステム製品を前回とは異なるドライブに再インストールする
▼注意
- ジャストシステム製品を完全に削除することで、次の内容が削除されます。
このため、必要なデータは必ず事前にバックアップしておいてください。- ジャストシステム製品の情報やデータ
※ATOK辞書やShuriken/ホームページ・ビルダーのデータも含む。
主なジャストシステム製品のバックアップについては、以降の操作 I で説明しています。
なお、記載のない製品については、各アプリケーションのヘルプを参照して必要なデータをバックアップしてください。 - ジャストシステム製品のインストール先に指定したフォルダーと、そのフォルダー内にあるすべてのファイル
プログラムやデータのコピー先として指定したフォルダー内のファイルは、ジャストシステム製品のデータ以外でも削除されます。必要なファイルは、あらかじめUSBメモリや別のフォルダーなどへコピーをとり、バックアップしてください。
- ジャストシステム製品の情報やデータ
- 以下の操作を行うと、現在使用しているジャストシステム製アプリケーションがすべて起動しなくなります。引き続きご使用になる場合は、各アプリケーションをそれぞれインストールし直す必要があります。
※プログラムをインストール・削除するには、「管理者」のユーザーアカウントが必要です。管理者アカウント以外でサインイン(ログオン)している場合は、操作の途中で、管理者アカウントのパスワード、ユーザー名やメールアドレスを入力する画面が表示される場合があります。
I 必要なファイルのバックアップを行う
まず、必要なファイルのバックアップを行います。
II以降の作業を行うと、ジャストシステム製品のファイルがコピーされているフォルダー以下のファイル、任意に作成したファイルやATOK辞書なども含め、すべて削除されます。
インストールし直したあともそれらを使用したい場合は、必ずバックアップをとってから、II以降の操作を行います。
※ジャストシステム製品のプログラムやデータのコピー先は、初期設定の場合、<Program Files*1\JustSystems*2>や<Just>フォルダーとなります。ジャストシステム製品を完全に削除することで、これらのフォルダー以下はすべて削除されます。
*1「Program Files(x86)」の場合もあります。
*2「Justsystem」の場合もあります。
■操作
- ジャストシステム製品のデータをバックアップします。
バックアップの具体的な操作手順や対象となるファイルについて、以下のFAQを参照してください。
→ジャストシステム製品の設定ファイルや辞書のバックアップをとりたい
※上記FAQに記載のない製品については、各アプリケーションのヘルプを参照して必要なデータをバックアップしてください。
- ジャストシステム製品のインストール先として指定したフォルダー(例:<Program Files*1\JustSystems>や<Just>フォルダー)に、他社のデータも含めて必要なファイルがないか確認します。
*1「Program Files(x86)」の場合もあります。
必要なファイルは、あらかじめUSBメモリや別のフォルダーなどへコピーをとり、バックアップします。
II コントロールパネルからジャストシステム製アプリケーションを削除する
コントロールパネルの[プログラムのアンインストール]から、ジャストシステム製品を削除します。
1 ジャストシステム製品名やツール名を選択して削除を行う
[プログラムのアンインストール]の一覧に、一太郎やBeatJamなどジャストシステム製品の製品名が表示されている場合は、製品名を選択し、削除を行います。操作手順については、次のFAQを確認してください。
2 [JustSystemsアプリケーションの追加と削除]*1を選択して削除を行う
[プログラムのアンインストール]の一覧に[JustSystemsアプリケーションの追加と削除]*1が表示されている場合は、引き続き以下の手順で削除を行ってください。
*1「JUSTSYSTEMアプリケーションの追加と削除]の場合もあります。
- コントロールパネルを起動し、[プログラムのアンインストール]を選択します。
- 一覧から[JustSystemsアプリケーションの追加と削除]*2を選択し、[アンインストールと変更]をクリックします。
*2「JUSTSYSTEMアプリケーションの追加と削除]の場合もあります。
- [ユーザーアカウント制御]ダイアログボックスが表示されたら、[はい]または[続行]をクリックします。管理者アカウント以外でサインイン(ログオン)している場合は、管理者アカウントのパスワード、ユーザー名やメールアドレスを入力し、[はい]または[OK]をクリックします。
※ご使用のOSや設定によっては、[ユーザーアカウント制御]ダイアログボックスは表示されません。4.へ進みます。
※[アプリケーション追加・削除]画面が開かない場合は、こちら を確認してください。
- 製品を選択する画面が表示された場合は、その中からどれか1つを選択して、[OK]をクリックします。
※[Voice拡張キット]が一覧に表示されている場合は、まず[Voice拡張キット]を選択します。
▼注意
ジャストシステム製品を複数インストールしている環境では、製品を選択する画面が表示されるため、その一覧から[アプリケーション 追加・削除]の対象となる製品を選択します。一覧に表示されている製品すべてに対し、削除を行う必要がありますが、一度に複数の製品を選択することはできません。表示されている製品の数だけ1.〜12.の手順を繰り返し、すべて削除してから、次の操作「III ジャストシステム製品が残っていないか確認する」に進んでください。
- [次へ]をクリックします。
- [ファイルの追加・削除]、または[機能の追加・削除]を選択し、[次へ]をクリックします。
- [ファイルの削除]、または[機能の削除]を選択し、[次へ]をクリックします。
- [削除するファイル(機能)の詳細選択]画面、または[削除する機能の選択]画面で、[全て選択]をクリックし、[次へ]をクリックします。
- 「ジャストシステム共通ファイルも削除しますか?」というメッセージが表示された場合は、[削除する]をクリックします。
- 「ATOKをWindowsや他のアプリケーションが使用しているため、コンピュータを再起動するときに削除されます。」というメッセージが表示された場合は、[OK]をクリックします。
- [フォルダの確認]画面が表示された場合は、表示されているフォルダー名を確認し、[次へ]をクリックします。
通常、インストールされているフォルダー名が自動的に表示されるので、変更する必要はありません。
- [削除開始]をクリックします。
- 削除が終了したら、Windowsを再起動します。
III ジャストシステム製品が残っていないか確認する
1 [JustSystems アプリケーション]や[JUSTSYSTEM インターネットツール]などのグループ内にアプリケーションが残っていないか確認する
- スタート画面のアプリ一覧画面を表示します。
Windows 8.1の場合は、スタート画面左下の[↓]をクリックして表示されるアプリ一覧画面で確認します。
※Windows 10の場合は、Windowsの[スタート]ボタンをクリックします。
※Windows 7以前の場合は、Windowsの[スタート]ボタンをクリックして、[すべてのプログラム]を選択します。
- 一覧に、[JustSystems アプリケーション]や[JUSTSYSTEM インターネットツール]など、ジャストシステム製品のグループが残っている場合、そのグループに残っているアプリケーションが含まれる製品のディスクを使って削除します。
削除手順については、次のFAQを確認してください。
2 デスクトップやスタートメニューに、登録した一太郎メイクのショートカットアイコンが残っている場合
ショートカットアイコン上でマウスをクリックし、[削除]を実行します。
IV ジャストシステム製品関連の設定情報や、フォルダー・ファイルを削除する
1ジャストシステム製品に関係するWindowsのレジストリ情報を削除する
「JSレジストリ削除ツール」を使ってジャストシステム製品に関係するWindowsのレジストリ情報を削除します。
- CD(DVD)ドライブに、ご利用の製品の中で一番新しく発売された製品のディスクを入れます。
- [自動再生]画面が表示された場合は、画面右上の[×]ボタンをクリックして、画面を終了します。
※インストール開始画面が表示された場合は[終了]を、使用許諾契約を確認する画面が表示された場合は[同意しない]をクリックします。
- エクスプローラーを起動し、画面左側の[PC]*1を選択します。
*1お使いのOSによっては、[コンピューター]です。
- CD(DVD)ドライブを示すアイコンの上で右クリックし、表示されたメニューから[開く]を選択します。
- 表示された一覧から、「SUPPORT」フォルダー*2をダブルクリックします。
*2製品によっては、各アプリケーション名、またはディスク名のフォルダーにある「SUPPORT」フォルダーになります。
- 「JSIDELRG.EXE(またはJSIDELRG)」をダブルクリックします。
※[ユーザーアカウント制御]ダイアログボックスが表示されたら、[はい]または[続行]をクリックします。
管理者アカウント以外でサインイン(ログオン)している場合は、管理者アカウントのパスワード、ユーザー名やメールアドレスを入力し、[はい]または[OK]をクリックします。※ご使用のOSや設定によっては、[ユーザーアカウント制御]ダイアログボックスは表示されません。
- 「レジストリの削除」画面が開いたら、[<1>HKEY_CURRENT_USER/SOFTWARE/Justsystem]をクリックします。
- 確認のメッセージが表示されたら、[はい]をクリックします。
- 削除終了のメッセージが表示されたら、[OK]をクリックします。
- 3.〜6.の操作を繰り返します。
- [レジストリの削除]画面が開いたら、[<2>HKEY_LOCAL_MACHINE/SOFTWARE/Justsystem]をクリックします。
- 8.〜9.の操作を繰り返します。
2<Just>フォルダーと<JustSystems>フォルダーを削除する
ジャストシステム製品の転送先フォルダーをエクスプローラーで削除します。
▼注意
- 下記では、転送先フォルダーを初期設定でインストールしている場合のフォルダーを削除する操作を案内しています。
転送先フォルダーをご自身で変更している場合は、ご利用の環境に応じてジャストシステム製品の転送先フォルダーに置き換えて操作してください。
※フォルダーを削除する前に、そのフォルダー内にバックアップし忘れたフォルダーやファイルがないか、よく確認してから、次の操作を行ってください。
- エクスプローラーを起動します。
- 画面左側のフォルダー一覧で、製品をインストールしたハードディスクドライブ(C:やD:など)をダブルクリックします。
※ハードディスクの表示がない場合は、画面左側のフォルダー一覧で[PC]または[コンピューター]をダブルクリックすると、その下に一覧表示されます
- <Just>フォルダーを削除します。
- 画面左側のフォルダー一覧で、<Just>フォルダーをクリックします。
- そのまま右クリックし、表示されたメニューから[削除]を選択します。
- 削除を確認するメッセージが表示されたら、フォルダー名が「Just」であることを確認して、[はい]をクリックします。
- <Program Files\JustSystems>フォルダーを削除します。
※ご利用の環境によっては、ジャストシステム製品の転送先が<Just>フォルダーに集約され、このフォルダーは作成されていない場合もあります。
- 画面左側のフォルダー一覧で、<Program Files>フォルダーをダブルクリックします。
- <JustSystems>*1フォルダーをクリックします。
*1「Justsystem」の場合もあります。
- そのまま右クリックし、表示されたメニューから[削除]を選択します。
- 削除を確認するメッセージが表示されたら、フォルダー名が「JustSystems」であることを確認して、[はい]をクリックします。
- <Program Files(x86)\JustSystems>フォルダーを削除します。
※ご利用の環境が64ビット環境の場合にのみ、このフォルダーが存在します。32ビット環境の場合には存在しないため、この操作は不要です。
- 画面左側のフォルダー一覧で、<Program Files(x86)>フォルダーをダブルクリックします。
- <JustSystems>*1フォルダーをクリックします。
*1「Justsystem」の場合もあります。
- そのまま右クリックし、表示されたメニューから[削除]を選択します。
- 削除を確認するメッセージが表示されたら、フォルダー名が「JustSystems」であることを確認して、[はい]をクリックします。
V ジャストシステム製品を前回とは異なるドライブに再インストールする
▼注意
- ジャストシステム製品を複数お持ちの方へ
複数のジャストシステム製品をインストールしてお使いの場合は、製品の発売日が古いものから順にインストールしてください。
※今後使用する予定のないアプリケーションを、インストールする必要はありません。
- インストール時、注意が必要なフォルダーについて
次のフォルダーへはインストールしないでください。
- 他社製品がインストールされたフォルダー
- Windowsが作成した次のフォルダー
Windows または Winnt
system32
system
sysWOW64 - 64ビット版のWindowsの場合は、初期設定では¥Program Files(x86)が表示されます。これを¥Program Filesに変更しないでください。
- ATOK 2013以降のATOKでは、インストール先を変更することはできません。
■操作
- CD(DVD)ドライブに別ドライブにインストールしたい製品のディスクを入れます。
- 画面右上に、ディスクを入れたドライブ名が表示された場合は、その表示をクリックします。
※Windows 7以前の場合は、ドライブ名は表示されません。3.へ進みます。
- [自動再生]ダイアログボックスが表示されたら、[autoplay.exeの実行]*1を選択します。
*1製品によっては、[setup.exeの実行]または[autoplaypin.exeの実行]です。
※ご使用のOSや設定によっては、[自動再生]ダイアログボックスは表示されません。すぐにインストールを始める画面が表示されるので、4.へ進みます。
- インストール画面の[○○のインストール]、[○○のセットアップ]または[セットアップスタート]をクリックします*2。
*2「○○」には、製品名が入ります。
また、製品によっては[インストールに進む]をクリックします。※自動的に画面が表示されない場合は、こちらを確認してください。
- [ユーザーアカウント制御]ダイアログボックスが表示されたら、[はい]または[続行]をクリックします。管理者アカウント以外でサインイン(ログオン)している場合は、管理者アカウントのパスワード、ユーザー名やメールアドレスを入力し、[はい]または[OK]をクリックします。
※ご使用のOSや設定によっては、[ユーザーアカウント制御]ダイアログボックスは表示されません。6.へ進みます。
- 画面に表示されるメッセージに従って操作を行い、[インストール開始]画面、または[インストールするフォルダーの設定]*3画面まで進めます。
*3製品によっては[セットアップするフォルダの設定]、または[コピーするフォルダの設定]です。
- インストールしたいドライブ・フォルダーを設定します。
※製品によって、次のように設定画面が異なります。
- [インストール開始]画面が表示される場合
[インストールするフォルダーの設定]をクリックします。
これによって、[インストールするフォルダーの設定]画面が表示されるので、[変更]をクリックして、インストールするドライブやフォルダーを設定します。 - [インストールするフォルダーの設定]/[セットアップするフォルダの設定]/[コピーするフォルダの設定]画面が表示される場合
[変更]をクリックして、インストールするドライブやフォルダーを設定します。
設定できたら、[OK]をクリックします。
- [インストール開始]画面が表示される場合
- あとは表示される画面に従ってインストールを進めます。
◆補足
インストールが完了したら、以前の設定情報を活用したい場合、バックアップしていたデータを環境に戻します(リストア)。「JSバックアップ・リストアツール」でバックアップしたジャストシステム製品の情報をリストアするには、以下のFAQを参照してください。