一太郎9以降の一太郎でカスタマイズしたツールボックスの割付登録ファイル(*.TLX)をコンバート(変換)して、一太郎2017でも使用することができます。
※一太郎8以前のツールボックス割付登録ファイルは、一太郎2017では利用できません。
一太郎の画面タイプによって、引き継ぐ方法が異なります。
[ヘルプ-画面タイプの確認]で[画面タイプ]を確認のうえ、ご使用の画面タイプに応じて操作します。
I オリジナルタイプの場合
※複数の旧バージョンがインストールされている場合は、旧バージョンの中で最も新しいバージョンの一太郎を引き継ぎの対象にします。特定のバージョンのツールボックスを引き継ぎたい場合は、III の操作を行います。
■操作
1 ツールボックスを引き継ぐ
次の流れで操作します。
- [ツール-オプション-互換設定/コンバータ-登録ファイルの引き継ぎ]を選択します。
- [引き継ぐ登録ファイル]で[ツールボックス割付登録ファイル]をクリックして
にします。
- [実行]をクリックします。
2 ツールボックスを画面に表示する
- [表示-補助-ツールボックスの表示切替]または[表示-ツールボックス-表示切替]を選択します。
- [ツールボックス一覧]で表示したいツールボックスをクリックして
にします。
- [終了]をクリックします。
※2.で、[ツールボックス一覧]に表示されていないグループのツールボックスは、オリジナルタイプでは使用できません。カスタマイズしていたツールボックスが使用できない場合は、[表示-補助-ツールボックスの割付]または[表示-ツールボックス-ツールボックスの割付]で新しいツールボックスのグループを作成してから、機能を割り付けるか、クラシックタイプの画面で使用します。
II クラシックタイプの場合
一太郎2007以降の一太郎でカスタマイズしたツールボックスは、一太郎2017をクラシックタイプで初めて起動するときに、引き継ぎが可能です。「一太郎20XXのツールボックスが見つかりました。カスタマイズ内容を引き継ぎますか?」というメッセージが表示されるので、その画面で[はい]を選択すると、ツールボックスの設定を引き継ぎます。
※クラシックタイプの画面に切り替える手順については、次のFAQを確認してください。
※複数の旧バージョンがインストールされている場合は、旧バージョンの中で最も新しいバージョンの一太郎を引き継ぎの対象にします。特定のバージョンのツールボックスを引き継ぎたい場合は、III の操作を行います。
III こんなときは
以下のような場合、ツールボックスコンバータを使って旧バージョンのツールボックスを引き継ぐことが可能です。
- 環境にある複数の旧バージョンから特定のバージョンのツールボックスを、個別に引き継ぎたい場合
- クラシックタイプで起動したが、起動時にツールボックスの引き継ぎ確認が表示されなかったり、初回起動時に表示されたツールボックスの引き継ぎ確認で[いいえ]を選択してしまった場合
- 引き継ぎ元や引き継ぎ先のツールボックスファイルについて、特定のファイルに指定して引き継ぎたい場合
■操作
1 旧バージョンのツールボックスを一太郎2017用にコンバートする
- [ツール-オプション-互換設定/コンバータ-ツールボックスコンバータ]を選択します。
※このメニューはクラシックメニューまたはクラシックタイプ画面で利用可能です。
[互換設定/コンバータ]を選択しても[ツールボックスコンバータ]メニューが表示されない場合、[表示-補助-クラシックタイプのメニューを使う]を選択してから、再度[ツール-オプション-互換設定/コンバータ]を選択し直します。 - [旧バージョン(一太郎9以降)のツールボックス割付登録ファイル名]の横にある[参照]をクリックして、変換元となる旧バージョンの一太郎のツールボックス割付登録ファイル名(*.TLX)を設定します。
旧バージョンのボックス割付登録ファイルは、下記のフォルダー、名前で保存されています。
画面上部にある[場所]の右端の▼をクリックして、保存場所を設定し、その後、一覧に表示されるファイル名を設定します。- 保存場所
C:¥Users*1¥<各ユーザー名>¥AppData¥Roaming¥Justsystem¥TARO?? フォルダー
*1エクスプローラーなどでは「ユーザー」と表示されます。
※「??」には、数字が入ります。一太郎2016の場合、26 となります。
- ファイル名
例:T??_STK.TLX
※「??」には、数字が入ります。一太郎2016の場合、26 となります。
- 保存場所
- [現バージョンのツールボックス割付登録ファイル名]に、変換先となる一太郎2017のツールボックス割付登録ファイル名(*.TLX)を設定します。
初期設定では、T27_STK.TLX と表示されているので、別のファイル名にします。
【例】先頭に1を付けて、1T27_STK.TLX のようにします。※既存のツールボックス割付登録ファイルは、変換先に指定できません。上記のように別のファイル名にします。
- [実行]をクリックします。
旧バージョンのツールボックス割付登録ファイルが、一太郎2017用に変換されます。
2 コンバートしたツールボックスをオプションで設定する
1でコンバートしたツールボックス割付登録ファイルをオプションで設定します。
- [ツール-オプション-オプション]を選択します。
- 画面左の[登録ファイル-登録ファイル]を選択し、画面右の一覧で[ツールボックス割付登録ファイル]を選択します。
- [ファイル参照]をクリックします。
- 表示されたダイアログボックスで、1の3.で指定したファイルを選択します。
- [OK]をクリックします。
- もう一度[OK]をクリックします。
3 ツールボックスを画面に表示する
- [表示-補助-ツールボックスの表示切替]または[表示-ツールボックス-表示切替]を選択します。
- [ツールボックス一覧]で表示したいツールボックスをクリックして
にします。
- [終了]をクリックします。
画面に指定したツールボックスが表示されます。
■補足
新しく作られる一太郎2017のツールボックス割付登録ファイルには、旧バージョンの一太郎のツールボックス割付登録ファイルにあり、初期設定の一太郎2017ツールボックス割付登録ファイルにはないツールボックス・コマンドだけが追加されます。
※ただし、一太郎2017で削除されたコマンドやツールボックスに割り付けることができないコマンドは、コンバート時に削除されます。