このFAQは、ATOK for Android Passport版/ATOK for Android [Professional]をご利用の方を対象としています。
ATOK Syncを利用すると、ATOK Passportでお使いのATOK for Android、ATOK for Windows、ATOK for Macにおいて、登録した単語が同期できます。
▼注意
ATOK for AndroidでATOK Syncを利用するには、先にWindows版やMac版のATOKでATOK Syncの設定を完了し、利用している必要があります。
Windows版やMac版でのATOK Sync のご利用については、こちらを確認してください。
次の流れで確認、設定を行います。
I ATOK Syncの対象となるATOKのバージョン/単語について
【ATOK Syncを利用可能なATOKのバージョン】
- ATOK for AndroidとのATOK Syncに対応しているWindows版・Mac版ATOKのバージョンは、次のとおりです。
- Windows版:ATOK PassportのATOK 2017 以降
- Mac版:ATOK PassportのATOK 2016 以降
- ATOK Syncに対応しているATOK for Androidのバージョン*1は次のとおりです。
*1ATOK for Androidのバージョンは、[ATOKの設定-バージョン情報]で確認できます。
- Passport版 Ver.1.8.5 以降
- Passport版Pro Ver.2.1.7 以降
【ATOK Syncの対象となる単語】
- ATOK for Android*1、Windows版やMac版のATOKで使用している登録単語を同期できます。
いずれかの端末で登録・修正・削除*2などした登録単語は、ATOK Syncによって他の端末でも利用可能です。
*1Windows版やMac版でATOK Syncをご利用であれば、Android端末間での同期も行えます。スマホとタブレットなど、複数台のAndroidで同じ登録単語が利用できます。
なお、ATOK for iOS [Professional]での登録単語は、ATOK Syncで利用できません。*2同じ単語に複数の端末で変更を加えた場合は、削除されないことがあります。
- ATOK for Androidで同期できるのは登録単語のみです。
登録単語以外のデータを取り込むことはできません。
- ATOK for AndroidとWindows版やMac版では、登録できる単語の条件が異なります。
- ATOK for WindowsやATOK for MacのATOKで登録していた単語コメントや置換候補、登録用例は同期されません。
- 登録数には限りがあるため、すべての単語が同期されない場合があります。
- 表記や読みが長すぎる単語は、同期されません。
- ATOK for Androidの単語に使用できない文字が読みに含まれる単語は、同期されません。
- ATOK for Androidで使用できない品詞の単語は、使用できる品詞に変更されて同期されます。
- ATOK for Androidで登録した単語の品詞が、Windows版やMac版で複数の品詞の意味を内包する場合は、自動的に複数の単語に複製されて登録されます。複製された単語が不要な場合は、Windows版やMac版で削除して同期してください。
II ATOK Sync を有効にする(ATOK Syncの初期設定)
■操作
- ATOKキーボードの[文字種切替]キー(あA1)をロングタップして、[ATOK設定]をタップします。
- [ATOKクラウドサービス]をタップします。
- [ATOK Sync]をタップし、[初期設定]をオンにします。
[ATOK Sync アカウント設定]画面が表示されます。
※項目が淡色で表示され、タップできない状態の場合は、[クラウドサービス有効化]をタップします。
- Just アカウントに登録しているUser IDまたはメールアドレスを入力し、パスワードを入力します。
- [ログイン]をタップします。
認証に成功すると、[ATOK Syncの設定]画面に戻ります。
※利用可能なサービスの選択画面が表示された場合は、[ATOK Sync]をオンにし、[OK]をタップします。
- [今すぐ更新]をタップします。
ATOK Syncで同期が行われ、他の端末で利用していた登録単語が利用できるようになります。
※[自動同期]の設定で、ATOK Syncの同期を自動的に実行できるようにするか、手動で行うかを設定できます。自動的に実行されないようにするには、[自動同期]をオフに変更します。
※ATOK Syncで同期された単語は、辞書ユーティリティで確認できます。
辞書ユーティリティの利用方法について、以下の操作 III にある[◆補足]を確認してください。
III 単語を最新に更新する
■操作
ATOK Syncの同期を自動的に実行できるようにするか、手動で行うかによって操作が異なります。
【ATOK Syncの同期を自動的に実行できるようにする】
- ATOK Syncの設定画面で、[自動同期]をオンにします。
※初期設定では、[自動同期]はオンになっています。
- [更新間隔]で、単語を更新する頻度を設定します。
- Wi-Fi に接続しているときだけ更新したい場合は、[Wi-Fi 接続時のみ実行]をオンにします。
設定した間隔で自動で登録単語が更新されるようになります。
※[自動同期]をオンにしていても、以下の方法で今すぐATOK Syncの同期を実行することもできます。
【ATOK Syncを手動で実行する】
- ATOK Syncの設定画面で、[今すぐ更新]をタップします。
登録単語が更新され、利用できるようになります。
◆補足
【ATOK Syncで同期した結果を確認する】
ATOK Syncで同期した単語を確認するには、辞書ユーティリティで確認できます。
- ATOKキーボードの[文字種切替]キー(あA1)をロングタップして、[ATOK設定]をタップします。
- [ツール]→[辞書ユーティリティ]の順にタップします。
画面下部には、単語数とページ数が表示されています。
ほかのページを表示するには、端末の[MENU]ボタンを押して[次ページへ]や[前ページへ]をタップします。
【同期処理にかかる時間について】
同期にはしばらく時間がかかる場合があります。次のような要因が同期の速度に影響を与えます。
これらのうちの一つ、あるいは複数の組み合わせにより、同期完了まで数分程度の時間がかかる場合があります。
- サーバーに格納されている登録単語の数が多い
- お使いの端末に登録している登録単語の数が多い
- 前回同期してから、登録単語の変更内容が多い
- お使いの端末の性能(CPU/メモリ/OSバージョン)
- 接続されているネットワークの通信速度