このFAQは、法人のお客様(企業/官公庁・自治体/教育機関など)で、システム管理者の方を対象としています。
※対象製品:花子Police 6〜花子Police 3
花子Policeのアップデートモジュールを導入する際、以下の手順で操作すると、インストール画面を表示することなくインストール(サイレントインストール)を行うことができます。
操作は次の流れで行います。
I インストールを行う前に
II.以降の操作を行う前に、次の点について確認します。
- 環境に、対象バージョンの花子がインストールされているかどうか確認します。
対象となるバージョンの花子がインストールされていない環境には、アップデートモジュールを導入することができません。花子がインストールされていない場合は、花子をインストールしてからアップデートを行います。
- 管理者(Administrator)権限でコンピューターにログオンします。
アップデートモジュールをインストールするには、Administrators グループに所属しているユーザーや、「コンピューターの管理者」のユーザーでログオンする必要があります。
- 起動しているアプリケーションはすべて終了します。
花子など、起動しているアプリケーションがある場合はすべて終了してから操作を行います。
II サイレントインストールを行う
以下の流れでサイレントインストールを行います。
■操作
1 アップデートモジュールを展開しサーバーにコピーする
- ダウンロードページから、アップデートモジュールを任意のドライブ・フォルダにダウンロードします。
【ダウンロードページ】
※ここでは、サーバーAに<data>フォルダを作成し、<data>フォルダ以下にアップデートモジュールをダウンロードし、同フォルダに展開した場合を例に、以降の手順を説明します。
- キーボードの[Windows]+[R]を押下します。
[ファイル名を指定して実行]ダイアログボックスが表示されます。
- [参照]をクリックします。
- 画面左側の[コンピューター]または[PC]を選択し、手順1.でダウンロードしたドライブ・フォルダを選択し、アップデートモジュールを選択し、[開く]をクリックします。
- [ファイル名を指定して実行]ダイアログボックスの[名前]欄でアップデートモジュール名の後ろに半角スペースを入力し、続けて「/c /t:"展開先のパス "」と入力します。
【例:花子Police 6 アップデートモジュール(hpolice6up1.exe)の場合】
\\A\data\hpolice6up1.exe▲/c▲/t:"\\A\data"※入力例で記載の「▲」は半角スペースを表します。スペースキーを1回押してください。
また、半角アルファベットの大文字・小文字は上記のとおりに入力してください。 - [OK]をクリックします。
- 「このファイルを実行しますか?」と表示されたら[実行]をクリックします。
手順5.で指定した展開先へ「setup.exe」「hpolice・・・・・.msp」*1が作成されます。
※花子Police 3の場合は、手順5.で指定した展開先へ「setup.exe」「setup.cab」が作成されます。
*1利用するアップデートモジュールに応じて・・・・・部分はファイル名が異なります。
【例】花子Police 6 アップデートモジュールの場合、「hpolice6up.msp」です。
2 サイレントインストールを実行するためのショートカットを作成する
- サーバーAの<data>フォルダ内の「setup.exe」の上で右クリックします。
- 表示されたショートカットメニューから[ショートカットの作成]をクリックします。
「setup.exe-ショートカット」*1が作成されます。
*1OSによっては、「setup.exe へのショートカット」です。
- 手順2.で作成されたショートカットの上で右クリックします。
- 表示されたショートカットメニューから[プロパティ]を選択します。
- [ショートカット]シートを選択します。
- [リンク先]で、「setup.exe」の後ろに半角スペースを入力し、続けて「/s」と入力します。
【例】\\A\data\setup.exe▲/s
※入力例で記載の「▲」は半角スペースを表します。スペースキーを1回押してください。
また、半角アルファベットの大文字・小文字は上記のとおりに入力してください。- アップデートモジュールを導入完了時、Windowsの再起動を抑制する場合
続けて「/s /n」と入力します。
【例】\\A\data\setup.exe▲/s▲/n
- アップデートモジュールを導入完了時、Windowsの再起動を抑制する場合
- [適用]をクリックし、[OK]をクリックします。
3 ローカルクライアントBから、サーバーAの「setup.exe」をサイレントインストールで実行する
ここでは、サーバーAに接続しているローカルクライアントBから、サーバーAの <data>フォルダにある「setup.exe」のショートカットを呼び出す方法について説明します。
以下の操作はローカルクライアントBでの操作となります。
- エクスプローラを起動します。
- サーバーAの<data>フォルダを表示します。
- 手順 2-2.で作成したショートカットの上で右クリックします。
- 表示されるショートカットメニューから[管理者として実行]*1を選択します。
*1ご使用のOSによっては、[開く]です。
- [ユーザーアカウント制御]ダイアログボックスが表示されたら、[はい]または[続行]をクリックします。管理者アカウント以外でログオンしている場合は、管理者アカウントのユーザー名やパスワードを入力し、[はい]または[OK]をクリックします。
※ご使用のOSや設定によっては、[ユーザーアカウント制御]ダイアログボックスは表示されません。6.へ進みます。
- 画面には表示されませんが、アップデートモジュールのインストールが始まります。
III こんなときは
【アップデートモジュール導入時のログファイルを出力する場合】
手順 2-6.で、setup.exeに続けて「▲/s▲/l▲"出力先フォルダ名\update.log"」と入力します。
※「▲」は半角スペースを表します。スペースキーを1回押してください。
【アップデートモジュールが正常に導入できたかどうか確認する場合】
花子を起動し、[ヘルプ-バージョン情報]を選択して表示される画面の[バージョン]を確認します。
ここでの表記が各ダウンロードページの「導入にあたっての注意事項」に記載のバージョンになっていれば、アップデートモジュールの導入は完了しています。