墨消しを実行し、墨消しの対象を塗りつぶして削除します。墨消しを設定した範囲やテキストのほか、文書情報も削除することができます。
▼注意
- 墨消しを実行したあとで取り消しはできません。文書を保存するときは別名で保存することをおすすめします。
- JUST PDF 4 [編集プラス]は、タグの編集に対応していません。
そのため、他社製アプリケーションで作成したPDFにタグが付いている場合、墨消しした箇所のタグ情報は消えません。タグ情報が残っている場合、Acrobatの[テキストとして保存]などで、墨消しした文字列が復元される恐れがあります。
PDF化する際にタグ付きPDFを作成しないようにする、または、墨消し後にタグを削除する操作をおすすめします。※この操作についても、以下をご参照ください。
操作は次の流れで行います。
I はじめに
PDF化する際、作成元アプリケーションでタグのないPDFを出力します。
【操作例】 Word・Excel・PowerPointでタグ付きPDFを作成しない方法
次のいずれかの方法でPDFを作成してください。
- [JUST PDF 4]アドインからPDFを作成します。
- [JUST PDF 4]プリンターを使用して印刷します。
- PDFを作成するときのオプション設定で[アクセシビリティ用のドキュメント構造タグ]をオフにして、PDFを作成します。
※PDFにする前のデータが手元にないなど、PDFの再出力ができない場合、操作 II 〜操作 IV の操作を行います。
II 墨消しの範囲を選択する
■操作
- [公開文書]タブの[墨消し]で[対象の選択]をクリックします。
墨消しの実行を促すメッセージが表示されます。
- 内容を確認して[OK] をクリックします。
※次に実行するときにこのメッセージを表示させたくないときは、[以降、このメッセージを表示しない]のチェックボックスをオンにしてから[OK]をクリックします。
- 墨消ししたい文字や画像をドラッグして選択します。
選択した個所が墨消し対象として枠で囲まれ、枠の上にポインターを移動すると塗りつぶしの状態が確認できます。
III 墨消しを実行する
■操作
- [公開文書]タブの[墨消し]で[実行]をクリックします。
注意事項のメッセージが表示されます。
- 内容を確認して[OK] をクリックします。
墨消しが実行されます。続けて文書情報を削除するかしないか確認するメッセージが表示されます。
- 文書情報を削除する場合は[はい]をクリックします。
※次に実行するときも、同じ文書情報を削除する場合は、[以降、墨消しを実行するときに、指定された文書情報も削除する。]のチェックボックスをオンにしてから[はい]をクリックします。
[文書の検査]ダイアログボックスが表示され、文書に含まれる情報が一覧表示されます。
※[いいえ]をクリックした場合は、ここで作業は完了です。
- 削除する文書情報を選択します。
- [削除]をクリックします。
文書情報が削除されます。
※削除を有効にするには文書を保存してください。別のファイル名を付けて保存することをおすすめします。
※操作 I で、タグのないPDFを出力した場合、操作 IV の操作は不要です。操作 I ができなかった場合、引き続き操作 IV を行います。
IV 墨消し後のPDFからタグを削除する
※タグ付きPDFを使用している場合、引き続き、以下の操作を行います。
墨消し後のPDFを画像PDFにすることで、タグを削除することができます。
▼注意
この操作により、表示されている文字列も画像化されるため、PDF上でテキストの検索や文字列の修正ができなくなります。また、読み上げ機能が利用できないなど、アクセシビリティへの影響があります。
■操作
【JUST PDF 4 [データ変換]を使用する場合】
- JUST PDF 4 [データ変換]を起動します。
- [変換対象ファイル一覧]へPDFファイルを追加します。
- [変換対象ファイル一覧]の[変換形式]で[画像PDF(pdf)]を選択します。
- [変換開始]をクリックします。
【Acrobat Readerを使用する場合】
- Acrobat ReaderでPDFファイルを開きます。
- [印刷]を実行します。
- [印刷]ダイアログボックスで[プリンター]に「JUST PDF 4」を選択します。
- [印刷]ダイアログボックスで[詳細設定]をクリックします。
[詳細設定]ダイアログボックスが表示されます。
- [画像として印刷]をオンにし、[OK]をクリックします。
[詳細設定]ダイアログボックスが閉じます。
- 印刷を実行します。