電子書籍(EPUB、Kindle/mobi形式)で保存するデータに目次を入れたい場合、次のように操作します。
※ここで説明する目次作成の操作1〜3は、EPUB、Kindle/mobi形式の[リフロー]で保存する場合の手順です。
[固定レイアウト]の場合、下記操作1を行って目次にする段落を指定しておくと、電子書籍としての目次一覧(ナビゲーション)に目次行が反映されます。
■操作
1 目次にする段落を指定する
- [ツール-目次/索引-目次設定/解除]を選択します。
- [目次1]など、目次のレベルを選択して、[OK]をクリックします。
- 目次にしたい段落を範囲指定します。
指定した段落が目次行になります。
※数十ページ以上の電子書籍を作成するときは、各章の先頭の段落に目次レベル1の指定をしておきます。章ごとに本文ファイルが分割されるため、表示する端末・環境に一度に読み込む容量を抑えることができます。
2 目次行を集めて目次を作る
本文と同じエリアで表示される「書籍内の目次一覧」を次の操作で作成します。
※Kindle/mobi形式では、保存時、目次一覧が自動的に生成され、表紙ページと本文の先頭ページの間に追加挿入されるため、2の操作は不要です。3へ進んでください。
- [ツール-目次/索引-目次作成]を選択します。
- 目次として作りたいレベルのシートで[目次にする]を
にします。
- [OK]をクリックします。
- 文書中の目次を挿入する位置をクリックします。
あらかじめ指定しておいた目次行を拾い出して、目次が作られます。
3 電子書籍の形式で保存する
保存したい形式に合わせて、EPUB保存、またはKindle/mobi保存を行います。
- [ファイル-他形式の保存/開く]から[EPUB保存]、または[Kindle/mobi保存]を選択します。
- [EPUBファイルのプロパティ]ダイアログボックス、または[Kindle/mobiファイルのプロパティ]ダイアログボックスで、[種類]を[リフロー]に設定します。
- [詳細>>]をクリックし、[リフロー]シートの[目次一覧を更新する]で、書籍内の目次一覧を更新するかしないかを選択します。
更新すると、ページ番号・リーダー線がない状態で目次が再作成され、該当する目次行へのリンクが設定されます。
- ほかの項目を設定し、保存を実行します。
※電子書籍としての目次一覧(ナビゲーション)を作成するには、[ナビゲーション目次を出力する]を
にします。
ただし、この設定をにしても、目次の作成方法やご利用のビューアによっては、目次として認識されなかったり、本文における目次の見え方が異なったりなどします。以下の[◆補足]を確認してください。
作成された電子書籍では、書籍内に目次一覧が表示され、電子書籍としての目次一覧(ナビゲーション)に目次行が反映されます。
◆補足
- Kindle/mobi形式の場合、一太郎で自動生成される目次一覧は任意の場所に配置することはできません。
2の操作を行うと、任意の場所に目次一覧を配置できますが、[ナビゲーション目次を出力する]をで出力しても、その目次一覧はKindleプレビューアの[移動-目次]でページ移動(ジャンプ)することはできません。[移動-目次]でページ移動できるようにするには、2の操作は行わず、所定の場所に配置される自動生成の目次を利用します。
- EPUB形式の場合、ビューアによっては、表紙ページと本文の先頭ページの間に自動生成された目次が追加挿入されて表示されます。自動生成された目次を挿入しないようにするには、3の操作4.で[ナビゲーション目次を出力する]を
にして出力します。