「ATOK Pro 4 for Windows アップデートモジュール」を導入する際、以下の手順で操作すると、インストール画面を表示することなくインストール(サイレントモードでのインストール)を行うことができます。
操作は次の流れで行います。
I インストールを行う前に
II.以降の操作を行う前に、次の点について確認します。
- ATOK Pro 4がインストールされているかどうか確認する
ATOK Pro 4がインストールされていない環境には、ATOK Pro 4アップデートモジュールを導入することができません。ATOK Pro 4がインストールされていない場合は、ATOK Pro 4をインストールしてから操作を行います。
- 管理者(Administrator)権限でコンピューターにログオンする
ATOK Pro 4アップデートモジュールをインストールするには、Administratorsグループに所属しているユーザーや、「コンピューターの管理者」のユーザーでログオンする必要があります。
- 起動しているアプリケーションはすべて終了する
一太郎など起動しているアプリケーションがある場合はすべて終了してから操作を行います。
II サイレントモードでインストールを行う
■操作
1 1台のクライアントでATOK Pro 4アップデートモジュールを準備する
- ダウンロードページにて詳細をご確認の上、ATOK Pro 4アップデートモジュールを任意のドライブ・フォルダーにダウンロードします。
- 64ビットOSをご利用の場合
- 32ビットOSをご利用の場合
- [Windows]+[R]キーを押し、[ファイル名を指定して実行]を表示します。
- [参照]をクリックし、ダウンロードしたアップデートモジュールを選択して、[開く]をクリックします。
[名前]に、選択したアップデートモジュールのパスが反映されます。
- [名前]に反映されたアップデートモジュール名の後ろに半角スペースを入力し、続けて、「/c▲/t:"展開先のパス"」を入力します。
?:¥アップデートモジュールを保存したパス¥モジュール名▲/c▲/t:"展開先の絶対パス"
※? は、アップデートモジュールを保存したハードディスクドライブ名を示します。
※コマンドラインオプションは、必ず小文字で指定します。展開先のパスは半角の 「"」(ダブルクォーテーション)で囲みます。
※「▲」は半角スペースを表します。スペースキーを1回押してください。
【入力例】ローカルドライブのDATAフォルダーにある○○.EXEをMASTERサーバーのOPEN¥UPDATEフォルダーに展開する場合
C:¥DATA¥○○.EXE▲/c▲/t:"¥¥MASTER¥OPEN¥UPDATE"※「▲」は半角スペースを表します。スペースキーを1回押してください。
- [OK]をクリックします。
- 「このファイルを実行しますか?」と表示されたら[実行]をクリックします。
手順4.で指定した展開先へ、「setup.exe」と「○○.msp」などのファイルが作成されます。
2 ショートカットを作成し、わかりやすい名前に変更する
- サーバー上の、アップデートモジュールを展開したフォルダーにあるSETUP.EXE のショートカットを作成します。
ファイル名上で右クリックし、[ショートカットの作成]を選択します。
- ショートカットの名前を「○○のアップデート」など、利用者が見てわかりやすい名前に変更します。
ファイル名上で右クリックし、[名前の変更]を選択して変更します。
3 ショートカットにコマンドラインオプションを追加する
- ショートカットファイル上で右クリックし、[プロパティ]を選択します。
[○○のプロパティ]ダイアログボックスが表示されます。
※○○には、変更したショートカットの名前が入ります。
- [ショートカット]シートを選択し、[リンク先]の入力欄に次のように入力します
¥¥サーバー名¥フォルダー名¥setup.exe▲/s
【入力例】MASTERサーバーのOPEN¥UPDATEフォルダーに展開した場合
¥¥MASTER¥OPEN¥UPDATE¥setup.exe▲/s※コマンドラインオプション「/s」は、小文字で指定します。
※「▲」は半角スペースを表します。スペースキーを1回押してください。
- 入力が完了したら、[適用]をクリックし、[OK]をクリックします。
[○○のプロパティ]ダイアログボックスが閉じます。
以上の準備が完了したら、管理者は、ショートカットファイルを用意したサーバー名などのアクセス先を利用者へ伝えます。利用者は、それぞれショートカットを実行してアップデートモジュールを適用します。
※アップデートモジュールのサイレントモードでのインストールを実行する際は、利用者へ告知する前に、任意のコンピューターを使用して、正しくアップデートモジュールが適用されるかテストしておきます。
III こんなときは
- パス指定時にロング名を使用する場合
「"」(ダブルクォーテーション)で囲みます。
【例】"\\MASTER\OPEN¥UPDATE\setup.exe"▲-s▲-n※「▲」は半角スペースを表します。スペースキーを1回押してください。
- ATOK Pro 4アップデートモジュールが正常に導入できたかどうか確認する場合
操作II.の3 -手順2.において、さらに、「-l」のオプションを追加します。ここで、ローカルクライアントAのC:\setup.logというファイルにログを記録する場合、以下のように記述を追加します。
【例】\\MASTER\OPEN\UPDATE\setup.exe▲-s▲-n▲-l*v▲C:\setup.log※「▲」は半角スペースを表します。スペースキーを1回押してください。
※アルファベットは大文字でも小文字でも構いません。