このFAQは、JUST PDF 6[編集Pro]、JUST PDF 5[編集Pro/編集プラス]用です。
PDFファイル内の一部分を削除したい場合、PDFファイルの内容によっては[テキストと図の編集]で該当のオブジェクトを選択して削除することができますが、スキャナーから取り込んだPDFなど、画像PDFの場合は、「墨消し」機能を利用して削除します。
▼注意
墨消しを適用すると元に戻せないため、あらかじめ保存してから以下の操作を始めてください。
■操作
- [セキュリティ]タブの[墨消し]で[墨消しとしてマーク]をクリックします。
墨消しの実行を促すメッセージが表示されます。
- 内容を確認して[OK] をクリックします。
※次に実行するときにこのメッセージを表示させたくないときは、[以降、このメッセージを表示しない。]のチェックボックスをオンにしてから[OK]をクリックします。
- 墨消ししたい文字や画像をドラッグして選択します。
選択した個所が墨消し対象として枠で囲まれ、枠の上にポインターを移動すると塗りつぶしの状態が確認できます。
※墨消し対象を選択しただけでは、対象は削除されません。対象を削除するには墨消しを実行します。
- [セキュリティ]タブの[墨消し]で[墨消し実行]をクリックします。
注意事項のメッセージが表示されます。
- 墨消ししたい部分に枠線を設定したい場合は、[オプション]をクリックします。
[オプション]ダイアログボックスが表示されるので、線の色、線種、太さを設定します。ここで設定した枠線の内容は、実行するすべての墨消しに反映されます。
- 内容を確認して[OK] をクリックします。
選択した個所が塗りつぶされます。文書に含まれるその他の情報を削除するか確認するメッセージが表示されます。
- 情報を削除する場合は、[はい]をクリックします。
[文書の検査]ダイアログボックスが表示されます。
- 削除する情報をオンにし、[削除]をクリックします。
オンにした情報が削除されます。
削除を有効にするため文書を保存するよう案内するメッセージが表示されます。 - [OK]をクリックします。
- 別の名前を付けてPDFを保存します。
PDFを保存すると、墨消しが実行されたデータや情報が削除されます。
※JUST PDF 6[編集Pro]の場合は、オブジェクトに隠れた部分のデータや情報の消し忘れを防ぐために、墨消しを実行するときに画像PDF に変換することができます。この場合は、操作4.で[セキュリティ]タブの[墨消し]で[墨消しを実行して画像化]*1をクリックして実行してください。
*1[墨消しを実行して画像化]は、JUST PDF 6 [データ変換]の機能を利用しているため、JUST PDF 6 [データ変換]がインストールされている場合に実行できます。
◆補足
墨消しするときの塗りつぶしの色などの初期値を設定したい場合は、[ファイル-オプション]を選択し、左側の[墨消し]を選択して、右側の画面で設定してください。