PDFファイル内の一部分を削除したい場合、PDFファイルの内容によっては[テキストと図の編集]で該当のオブジェクトを選択して削除することができますが、スキャナーから取り込んだPDFなど、画像PDFの場合は、「墨消し」機能を利用して削除します。
▼注意
墨消しを適用すると元に戻せないため、あらかじめ保存してから以下の操作を始めてください。
■操作
- [セキュリティ]タブの[墨消し]で[墨消しとしてマーク]をクリックします。
[墨消し対象の選択]メッセージが表示された場合は、[OK]をクリックします。
- 削除した部分をマウスでドラッグして四角形で囲みます。
初期設定では、囲んだ部分にマウスポインタを合わせると黒色になります。色を変更したい場合は、右側に表示される[注釈プロパティ]*1の[塗りつぶし色]で変更します。
*1[注釈プロパティ]が表示されていない場合は、囲んだ部分で右クリックして表示されるショートカットメニューの[注釈プロパティ]を選択してください。
- [セキュリティ]タブの[墨消し]で[墨消し実行]をクリックします。
- 「墨消しが設定された範囲を塗りつぶします。この操作を取り消すことはできません。文書を保存するときは、別名で保存することをお勧めします。」と表示されるので[OK]をクリックします。
- 「墨消しが実行されました。文書に含まれるその他の情報も削除しますか?」と表示されるので、必要に応じて[はい]または[いいえ]のいずれかをクリックします。
[はい]を選択した場合は、「削除する文書情報を選択してください。」が表示されるので、削除する情報を選択して[削除]をクリックします。選択したところが消えます。
◆補足
墨消しするときの塗りつぶしの色の初期値を設定したい場合は、[ファイル-オプション]を選択し、左側の[墨消し]を選択して、右側の画面で設定してください。