ATOK Passport ATOK for Windows (Tech Ver.32)の主な新機能や強化点は次のとおりです。
- 誤用しやすい同音異義語も正確に変換
- 自分だけのATOK入力環境を簡単設定−カスタムATOK−
- オンライン画面共有も安心−ATOKプロテクトモード−
- 学習機能を自動的に抑制−プライバシーモード−
- その他の強化機能
誤用しやすい同音異義語も正確に変換
「ディープラーニング」技術を活用した「ATOKディープコアエンジン」が進化しました。
文脈判断がさらに洗練され、誤用しやすい同音異義語も正確に変換できるようになりました。
自分だけのATOK入力環境を簡単設定−カスタムATOK−
ATOKの入力・変換の操作環境を、自分だけのオリジナルな設定に、簡単にカスタマイズできるようになりました。
使い方のタイプを選ぶだけで設定できる「かんたんカスタム」と、用途や目的に応じた質問に答えて設定を作り上げる「こだわりカスタム」から選べます。
自分仕様のATOKを作ることで、より快適な入力環境を実現し、確かな日本語文章を仕上げることができます。
→自分の使い方にあったATOKの入力・操作環境を作る−カスタムATOK−
オンライン画面共有も安心−ATOKプロテクトモード−
推測候補の自動表示を抑制する「プロテクトモード」を追加しました。
オンラインでの画面共有中に文字入力する場面でも、推測候補の自動表示を抑制することで、気まずい情報や大切な情報の漏洩を防ぐことができます。
※プロテクトモードは、ATOKメニューでオン/オフを切り替えます。カーソル位置の入力モード表示でもオフに切り替えられます。
Web会議システムで会議中かどうかを判断し、自動的にプロテクトモードを切り替えることもできます。手動で切り替える手間がなく、安心して利用できます。
※自動切替の設定が有効なWeb会議システムは「Zoom」だけです。(2022年2月現在)
→オンライン会議中は推測候補を表示しないようにする−プロテクトモード−
学習機能を自動的に抑制−プライバシーモード−
ブラウザーをシークレットモードで起動している場合に、その状態と連動してATOKの学習機能を自動的に抑制できるようになりました。
学習情報や確定履歴を残さないため、会社や家庭など複数人でパソコンを共有している場合でも、個人情報やWebの検索キーワードなどの入力内容を、ほかの人に知られたり、類推されたりすることがありません。
※プライバシーモードは、ATOKメニューでオン/オフを切り替えます。カーソル位置の入力モード表示でもオフに切り替えられます。
→ブラウザーのシークレットモードと連動して学習機能を抑制する
その他の強化機能
そのほか、次の機能が強化されています。
- 日付入力支援
日付の変換候補に、来年の曜日が入ったフォーマットが追加されました。
また、変換する文に年号の指定がなく、曜日の推定が必要な場合は、候補といつの年かを示すコメント文字列が追加されます。
【例】- 1月1日(金)《今年》
- 1月1日(土)《来年》
※来年の曜日が入った候補が追加されるのは、年末時だけです。
※いつの年かを示すコメント文字列は、「今年」「来年」「去年」の3種です。
- ATOKメニューの見直し
ATOKメニューを見直し、わかりやすく再整理しました。
- ImeOn/ImeOffキーへのキー割付対応
Surface Laptop Goで搭載されたImeOn/ImeOffの各キーに対して、キーカスタマイズで機能を割り付けられるようになりました。
- 未確定文字列の表示
未確定文字列の表示方法して、表示色カスタマイズで指定できる下線に破線や波線などの種類を追加しました。