Windows 11 バージョン 22H2以降にWindowsをアップデートした環境で、一太郎からPDF保存や印刷を行うと、ブルースクリーンのエラー画面になり、Windowsがシャットダウンすることがあります。
- Windows 11のWindows Updateを行う前の環境では、同じファイルでもこの現象は発生しません。
- サイズが大きな 透過情報を持つPNG画像・POP文字のオブジェクト・透明度が指定された作図図形が存在するファイルを利用した場合、発生する可能性があります。
本現象については、マイクロソフト社へ報告済です。
■対処方法
以下の商品では、一太郎のアップデートにより本現象を回避することができます。
ご利用のバージョンに応じて、ダウンロードページにて詳細をご確認の上、アップデートモジュールを導入してください。
【個人のお客様向け商品の場合】
※一太郎2023以降では対応済のため、本現象は発生しません。
【J-License商品の場合】
◆補足
上記以外の旧バージョンでご利用の場合や、アップデートモジュールを適用していない環境では、対処方法として以下をご参考ください。
【PDF保存の場合】
[ファイル-他形式の保存/開く-PDF保存]でPDF保存している場合、印刷コマンドからPDF出力することで現象を解消できることがあります。
- [ファイル-印刷]を選択します。
- [設定]シートに表示されたプリンター名の右端の▼をクリックし、一覧からPDFファイルを出力するドライバーの名前を選択します。
【例】[JUST PDF 5]、[Microsoft Print to PDF]など、環境にあるPDFファイル出力用のドライバーを選択します。
- [OK]をクリックします。
PDFファイルの保存先やファイル名を設定するダイアログボックスが表示されます。
- 保存先とファイル名を設定して、[保存]をクリックします。
【プリンター出力の場合】
利用しているプリンタードライバー、または一太郎の印刷設定を変更して試します。
- プリンタードライバーのプロパティで、スプールの設定を変更する
利用しているプリンタードライバーのプロパティで、「EMFスプール」や「メタファイルスプール」の項目がある場合、この設定を「する」ように変更することで、現象を解消できることがあります。
※この設定変更は、一太郎の印刷ダイアログボックスにあるプリンター名 右端の[プロパティ]をクリックし、表示されたプリンタードライバーの設定画面で、該当の項目があるか確認してください。
- 上記スプールの項目がない場合:一太郎の印刷設定を変更する
一太郎の印刷ダイアログボックスで[詳細]シートを選択し、[ポストスクリプトプリンタ]の設定を変更することで、現象を解消できることがあります。
- 一太郎2022の場合:[ポストスクリプトプリンタ]で[ポストスクリプトコード]を選択します。
- 一太郎Pro5の場合:[ポストスクリプトプリンタ]で[ポストスクリプトコードで出力]を選択します。
※透明度を設定した画像・POP文字オブジェクト・簡易作図がある場合、この設定を行うと、透明度の設定が無効になります。