macOS 14で、入力メニューにショートカットキーが正しく設定されない現象を確認しています。
この環境では、これまでどおりのキー操作が働かなくなります。
【現象例】
- [return]キー([リターン]キー)を押しても、文字が確定できない。
- 入力メニューに表示されるショートカットキーと、実際に動作するキーが異なる。
※具体例については、「◆補足」を確認してください。
お使いの商品に応じて以下のように対処します。
- ATOK for Mac 定額制サービス・ATOK Passportをご利用の場合
- ATOK Pro 5 for Mac(法人向け)をご利用の場合
- ATOK 2017 for Mac(法人向け)をご利用の場合
- 補足
I ATOK for Mac 定額制サービス・ATOK Passportをご利用の場合
ダウンロードページにて詳細をご確認の上、「ATOK for Mac Passport/定額制 アップデータ」を導入してください。
II ATOK Pro 5 for Mac(法人向け)をご利用の場合
ダウンロードページにて詳細をご確認の上、「ATOK Pro 5 for Mac アップデータ」を導入してください。
III ATOK 2017 for Mac(法人向け)をご利用の場合
■操作
以下の操作を行うことで、現象を回避できます。
1 ショートカットキー表示の優先度を変更する
- 入力メニューをクリックし、[環境設定]を選択します。
- [入力・変換]シートを選択し、[設定項目]の[基本]で[ショートカットキーの表示を変更する]をオンにし、[文字キーを優先]を選択します。
- [OK]をクリックして、ATOK環境設定を閉じます。
このあと、キー操作を試します。
期待する動作にならない場合は、引き続き 2 を操作します。
2 文字(英字・数字・記号)を含むショートカットキーを追加する
- 入力メニューをクリックし、[キー・ローマ字カスタマイザ]を選択します。
- 左下の[+]ボタンをクリックし、現在のスタイルを複製します。
「ATOKスタイルのコピー」のように表示されます。
- [キー設定...]をクリックし、ずれがあるATOKの機能に、「◆補足」の表のキー以外のキーが割り当てられているかを確認します。
- 割り当てられていない場合、文字(英字・数字・記号)を含むショートカットキーを追加します。
※そのキーで機能が実行されるようになるため、誤って押されないような組み合わせのキーを設定してください。
- [OK]をクリックして、キー設定画面を閉じます。
- [OK]をクリックして、キー・ローマ字カスタマイザ画面を閉じます。
このあと、キー操作を試します。
期待する動作にならない場合は、引き続き 3 を操作します。
3 キーの設定順を変更する
- 入力メニューをクリックし、[キー・ローマ字カスタマイザ]を選択します。
- [キー設定...]をクリックし、ずれがあるATOKの機能を探します。
- ずれているキーを選択し、左下の[−]ボタンをクリックして削除します。
- 左下の[+]ボタンをクリックして、削除したキーを追加し直します。
- [OK]をクリックして、キー設定画面を閉じます。
- [OK]をクリックして、キー・ローマ字カスタマイザ画面を閉じます。
このあと、キー操作を試します。
※上記設定を行うと、入力メニューのショートカットキーとしては表示されなくなりますが、そのキーで実行することは可能です。
◆ 補足
入力メニューに表示されるショートカットキーと、実際に動作するキーが異なる現象として、以下のキー操作にずれが生じることを確認しています。
ATOKで割り当てたキー | 入力メニューに設定されるキー | 入力メニューに表示されるマーク |
---|---|---|
F1 | end | |
F2 | help | |
F3、F4 | 表示されない | |
F5 | delete | |
F6 | tab | |
F7 | return | |
F8 | pg up | |
F9 | pg dn | |
F10 | return | |
F11、F12、F13、F14、F15 | 表示されない | |
end | + | |
pg up | , | |
pg dn | − | |
home | ) | |
help | F | |
clear | 9 | |
→ | enter | |
←、↑、↓ | 表示されない |
※ご利用の環境で、ショートカットキーのずれが発生しているか、次の操作で確認できます。
- ATOKが使用できる状態で、入力メニューをクリックし、[キー・ローマ字カスタマイザ]を選択します。
- [キー設定...]をクリックし、呼び出されたATOKの機能を探します。
- 2.の機能について、キー・ローマ字カスタマイザと入力メニューでキーの表示が一致しているかを確認します。