旧バージョンの一太郎(一太郎9以降の一太郎)がある環境に一太郎2024をインストールした場合、旧バージョンのアルバムや文書スタイル、ツールボックス割付などの登録ファイルを一太郎2024でも引き継いで使用することができます。
一太郎2024に引き継ぎが可能な内容や操作については次のようになります。
※一太郎2012以前のバージョンは、Windows 10では動作保証されていません。
一太郎2019以前のバージョンは、Windows 11では動作保証されていません。
I 一太郎2024に引き継ぐことができる登録ファイル
旧バージョンで設定した次の登録ファイルは、一太郎2024へ引き継ぐことができます。
※引き継ぎができるのは一太郎9以降の情報です。一太郎8以前の旧バージョンの情報は引き継ぐことはできません。
- アルバムファイル(*.ALB)
[挿入-アルバム]で登録した内容を記憶しているファイルです。
- 文書スタイル登録ファイル(*.PVS)
[書式-文書スタイル]で、ビジュアルスタイルとして登録した内容を記憶しているファイルです。
- ページスタイル登録ファイル(*.PBS)
[書式-ページスタイル/中扉/奥付-ページスタイルの設定]でシステム登録した内容を記憶しているファイルです。
- 文字・段落スタイル登録ファイル(*.PFS)
[書式-文字・段落スタイル]でシステム登録した内容を記憶しているファイルです。
- 表作成サンプル登録ファイル(*.TBM)
[罫線-表作成-詳細]で名前を付けて作成した内容を記憶しているファイルです。
- 計算式登録ファイル(*.CAL)
[罫線-計算-計算]で実行した計算式を記憶しているファイルです。
- キー割付登録ファイル(*.KEY)
[ツール-割付-キー]で登録した内容を記憶しているファイルです。
- メニュー割付登録ファイル(*.MNU)
[ツール-割付-メニュー]で登録した内容を記憶しているファイルです。
- ツールボックス割付登録ファイル(*.TLX)
[ツール-割付-ツールボックス]または[表示-ツールボックス-ツールボックスの割付]で登録した内容を記憶しているファイルです。
- システムマクロ登録ファイル(*.MCR)
[ツール-マクロ]で作成したマクロを記憶しているファイルです。
- ツールバー登録ファイル(*.TBR)
オリジナルタイプの[表示-ツールバー-カスタマイズ]または[表示-オリジナル-ツールバー-カスタマイズ]で設定した内容を記憶しているファイルです。
◆補足
[ツール-オーダーメイド]や[ツール-オプション-オプション]、[表示-画面表示設定]などの設定は自動的に一太郎2024に引き継がれます。 また、[書式-オートブック]で自分で新しく登録したスタイルセットも、自動的に一太郎2024へ引き継がれます。
II 一太郎2024に登録ファイルを引き継ぐ操作手順
※一太郎2024と同じ環境に複数の旧バージョンをインストールしている場合は、旧バージョンの中で最も新しいバージョンの一太郎を引き継ぎの対象にします。
- [ツール-オプション-互換設定/コンバータ-登録ファイルの引き継ぎ]を選択します。
- [引き継ぐ登録ファイル]から、一太郎2024に引き継ぎたい登録ファイルをクリックして
にします。
- [実行]をクリックします。
選択した登録ファイルが、一太郎2024に引き継がれます。
※ツールボックスについては、上記操作を行ったあと、[表示-補助-ツールボックスの表示切替]または[表示-ツールボックス-表示切替]を選択して、使用していたツールボックスグループの表示を にして[OK]をクリックします。
■補足
- メニュー割付登録ファイル/ツールボックス割付登録ファイル/キー割付登録ファイル/ツールバー割付登録ファイル以外の登録ファイルの場合は、旧バージョンの登録ファイルをそのまま一太郎2024の登録ファイルの保存先フォルダーにコピーするため、一太郎2024で新しく登録していた内容は使えなくなります。
※コピー先フォルダーに同名の登録ファイルが存在する場合は、ファイル名が変えられます。
- メニュー割付登録ファイル/ツールボックス割付登録ファイル/キー割付登録ファイル/ツールバー割付登録ファイルの場合は、旧バージョンの登録ファイルにあり、一太郎2024の登録ファイルにはないメニューやツールボックス、キー割付、コマンドだけが追加されるようコンバート(変換)されます。
III 関連情報:一太郎2020以降で利用していた一太郎Padとの設定情報
一太郎2020以降で一太郎Padとの連携機能を使用していた場合、一太郎Padからパソコンの一太郎に転送したメモの内容や接続情報は、バージョンアップしてもそのまま引き継いで利用できます。